グラスノー、誰よりも先に由伸称賛「尋常じゃない」 “功労者”の中でもNo.1「信じられない」

チーム4勝のうち3勝を挙げる大車輪の活躍
【MLB】ドジャース 5ー4 Bジェイズ(日本時間2日・トロント)
ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦を制し、今世紀初のシリーズ連覇を果たした。連投で3勝目を挙げてシリーズMVPに輝いた山本由伸投手について、同僚のタイラー・グラスノー投手は「物語のようだ。信じられないよ」と、その活躍に驚きを口にした。
ドジャースが初戦を落とした直後の第2戦で、山本は9回1失点で完投勝利を挙げた。チームが2勝3敗で追い詰められた第6戦でも先発し、6回96球を投げて勝利投手に。第7戦では「中0日」で同点の9回途中から登板。延長11回までを無失点で投げ抜いて勝利投手となるという離れ業を見せた。
勝利が決まった直後に米放送局「MLBネットワーク」の取材を受けたグラスノーは「今まで最もクレイジーなシリーズの1つだと思う。ヤマはアニマルだよ。尋常じゃないね」とコメント。延長にもつれこんだ熱戦を勝利に導いた山本の投球を絶賛した。
グラスノー自身もワールドシリーズでは、先発と救援にフル回転となった。勝利が決まった瞬間に真っ先に浮かんだ人物は誰かと問われると「ヤマ! 彼の元に行ったよ」と回顧。「貢献してくれた人はこのチームにたくさんいるけど、あの場面で登場してあの活躍をするだなんて、物語のようだ。信じられないよ」と称賛を惜しまず。ドジャースの中でも特に光る貢献度だったと言及した。
山本はワールドシリーズ3登板で3勝0敗、防御率1.02、15奪三振。日本人選手がワールドシリーズMVPに輝いたのは、2009年の松井秀喜氏(ヤンキース)以来、史上2人目。ワールドシリーズ3勝を挙げてMVPに輝いたので、2001年のランディ・ジョンソン氏(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶりの快挙となった。
(Full-Count編集部)