山本由伸の“一言”にクラブハウス騒然 ベッツ明かす「中0日」の舞台裏「知っていた」

WS連覇を喜ぶドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
WS連覇を喜ぶドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

第6戦に96球を投げ、第7戦でも34球の力投

【MLB】ドジャース 5ー4 Bジェイズ(日本時間2日・トロント)

 ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦を制し、今世紀初のシリーズ連覇を達成。常識破りの連投で3勝目を挙げてシリーズMVPに輝いた山本由伸投手について、ムーキー・ベッツ内野手は登板を事前に察していたことを明かした。

 前日の第6戦でも6回96球を投げていた山本は、同点の9回1死一、二塁でサヨナラ負けのピンチで登板し、無失点で切り抜けた。さらに10回と11回も投げ切り、勝利投手と胴上げ投手に輝いた。ワールドシリーズ3登板で3勝0敗、防御率1.02、15奪三振という圧倒的な成績を残した。

 試合後、米放送局「MLBネットワーク」のインタビューを受けたベッツは、山本について「今日僕らがここに来た時、彼は『登板できる。行けるよ』と言っていたんだ」と語った。山本は前日に勝利を挙げた試合後の会見では「もちろん、いけと言われたらいきますけど、できれば応援を頑張りたいです(笑)」とジョークを飛ばしていたが、同僚に対しては連投に対して意欲を見せていた様子だったことが分かる。

 ベッツは「クラブハウスで何か起きると、それがあっという間に広がるのはわかるよね? 彼が誰かに『登板できる』と言ったんじゃないかな。それがみんなにすぐ広まったんだろうね。だから試合終盤に、彼にボールを託すことを僕らは知っていたんだ」とコメント。2001年のWSでランディ・ジョンソン氏(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶりとなるワールドシリーズ3勝という快挙が生まれた舞台裏を明かしていた。

(Full-Count編集部)

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