山本由伸は「ヤンキースが好きだった」 出し惜しんだ“たった38億円”…NYの嘆き止まらず

山本はWS3登板&防御率1.02でMVP、ドジャースをシリーズ制覇に導いた
ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦を制し、今世紀初の連覇を達成した。山本由伸投手は、ワールドシリーズ3登板で3勝0敗、防御率1.02、15奪三振という圧倒的な成績を残してMVPに。“逃した”ヤンキース番記者やファンからは嘆きの声が上がった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番クリス・カーシュナー記者は山本獲得に乗り出すも敗れたあとの昨年2月、オーナーのハル・スタインブレナーが「3億ドル(約462億円)はとてもよい提示額だと思ったし、うちのファンの多くも同意したと思う」と発言したことを明かす。結果的に山本はドジャースと3億2500万ドル(約501億円)の契約を結んだ。
これに対してファンが「あの額と同額をオファーしたら彼はNYへ来た? ヤンキースが3億2500万ドル以上を提示しても、ドジャースは同額を提示したのでは?」と問うと、カーシュナー記者は「分からないですね。彼はヤンキースが好きだった。両者の面談はうまくいった。しかし私からすると、2500万ドル(約38億円)しか差がないなら同額をオファーしなければなりません」と主張する。
すると「あの段階では3億2500万ドルと3億ドルを比較したら、ヤンキースなら気付かない程度の差だった。同額を提示するべきだった」「ハルは金額を上げ続けることができたが、それが? ドジャースは日本の一流の才能をがっちりつかんでいた。彼らはショウヘイとプレーしたかった」「ショウヘイよりもこの契約のほうがドジャースの2度のワールドシリーズ制覇にとって極めて重要だったかもしれないと思うと、なんだか常軌を逸している」などの意見が上がった。
(Full-Count編集部)