山本由伸は「人生で一番好きな人、大好きな投手」 スネルに“ライバル”出現…同僚左腕も愛情

山本は「間違いなく体は痛かっただろうし、張りもあったはず」
ドジャース・山本由伸投手はワールドシリーズ(WS)で史上13人目の3勝を挙げ、日本人2人目のMVPに選ばれた。獅子奮迅の大活躍でLAの人気者になった右腕に対し、アンソニー・バンダ投手は「今までの人生で一番好きな人、大好きな投手だよ」と愛情を爆発させた。
山本はレギュラーシーズンも先発陣で唯一完走してチームを牽引すると、ポストシーズン(PS)ではさらに躍進する。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で9回1失点完投勝利を挙げると、続くWS第2戦でも9回1失点完投。PSでの2試合連続完投はメジャー24年ぶりの快挙だった。
そして第3戦は延長18回までもつれたことでブルペン待機し、チームが崖っぷちに追い込まれた第6戦では6回1失点の粘投を見せた。そして第7戦は9回のピンチから中0日で登板。延長11回まで投げ抜き、“胴上げ投手”になった。
優勝セレモニーが行われたドジャース本拠地で、米専門メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マケイン記者はバンダにインタビューを行った。山本の活躍について問うと、「現実的に言って……。彼は今までの人生で一番好きな人、大好きな投手だよ」と語り始めた。
「彼がやったことを振り返ると、どうやってあんなことができたのか分からないよ。代弁はできないけど、間違いなく体は痛かっただろうし、張りもあったはず。でも彼は全てを脇に置いて、自分の将来とかそういった全てを度外視して、その瞬間のために生き、チームを背負ってマウンドに上がり、やり遂げた。これ以上、何を言えるっていうんだい?」とバンダは大絶賛。
「本当にあの男はアンビリーバブルだよ。LAではもう一生お酒代を払わなくていいよ(笑)。間違いなくね」と白い歯を見せた。
(Full-Count編集部)