ド軍も狙う“600億円超え”大物に落とし穴? エ軍の不良債権男と「似た雰囲気もある」

ドジャースのカイル・タッカー【写真:ロイター】
ドジャースのカイル・タッカー【写真:ロイター】

米スポーツ局「ESPN」はドジャースが最適と予想

 今オフFA市場では最大の目玉で、2年連続ワールドシリーズ制覇を果たしたドジャースも獲得に動くかもしれないのが、カブスのカイル・タッカー外野手だ。米スポーツ局「ESPN」は4億ドル(約614億2400万円)の大型契約を結ぶ可能性を指摘する一方で、思わぬ“不良債権化”の懸念を挙げている。

 28歳のタッカーはアストロズ時代の2023年に打点王とシルバースラッガー賞を獲得し、今季からカブスにトレード加入。故障もありながら、打率.266、22本塁打73打点、25盗塁、OPS.841の好成績を残した。右翼守備も高く評価されており、アメリカの代表的な記録サイト「ベースボール・リファレンス」の勝利貢献度WARは4.5をマークした。

 米スポーツ局「ESPN」は3日(日本時間4日)に今オフのFA市場の目玉選手と、移籍先を予想した記事を公開。タッカーの「最適な移籍先」にドジャースを挙げた。「彼はオフシーズン最大の契約を獲得すると予想されており、おそらく4億ドルにも達する可能性がある」と予想した。

 一方で、タッカーは昨季は故障のため78試合にとどまり、今季も故障を抱えながらのプレーだったため後半戦に失速。9月は5試合の出場にとどまった。同記事は「これまで素晴らしい活躍をしてきたが、彼にはややアンソニー・レンドンのような雰囲気もある」と指摘。エンゼルスと2019年オフに7年総額2億4500万ドル(約376億2200万円)の大型契約を結ぶも、1度も60試合以上に出場できていない内野手の名前を挙げた。

 ドジャースは今季、左翼を守ったマイケル・コンフォート外野手が期待外れの成績に終わったが、タッカーが加入すれば外野の穴は埋まる。同記事では「さらに巨大契約を抱えられるのか? まあ、できない理由はないだろう」と述べ、その資金力から有力な移籍先と予想。次点として西地区のライバルにあたるジャイアンツを挙げた。

(Full-Count編集部)

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