ロッテ西川史礁がライブにも行く“推しグループ” 登場曲を使い分けるこだわりの理由

昨年12月には福岡公演へ「思い切って行きました」
選手の日常に寄り添う音楽を紹介する連載企画「プレイリスト パ」。第7回は、ロッテの西川史礁外野手。ファンの間ではSUPER EIGHT好きとして知られているが、キッカケは「関西出身ということもあり、小さい頃からテレビで観ていておもしろいなと思っていました。夏の甲子園のテーマソングになった『オモイダマ』も聴いて、好きになっていきましたね」と話す。
また「大学野球を引退してからマリーンズに入団するまでの間で、唯一行けたタイミングが福岡で。旅行も兼ねて、思い切ってみずほPayPayドームに行きました」と、昨年12月の福岡公演に行くほど。そんな西川が、ルーキーイヤーの今季、登場曲として使用したSUPER EIGHTの楽曲のなかから、特に思い入れのある3曲を紹介する。
(1)凛
普段はSUPER EIGHTさんの曲をシャッフルで聴いていますが、やっぱり登場曲に使っている曲は特に好きなので、試合の日以外でも聴いています。1打席目の「凛」は、4年前の東京五輪のときにテレビで流れていて知りました。力強い歌詞を見て、「この歌いいな」と思って登場曲に決めました。特に、実際に球場で流れるサビの歌詞が好きなんですよ。サビでガンっと盛り上がる感じも好きで、使わせてもらっています。
(2)青春FIREWORKS
シーズン途中で登場曲も夏仕様に変えました。花火がテーマの「青春FIREWORKS」は夏っぽくて爽やかなメロディーが好きです。使い始めた日を正確には覚えていないのですが、その頃にプロ初ホームラン(7月30日)を打ちました。やっぱり今年の夏はその印象が強いですね。シーズン最初にすごく苦しんでファームに合流したとき、当時2軍監督だったサブローさんに、僕が1軍に上がるまで試合前後に付きっきりで指導いただきました。サブローさんだけでなく、打撃コーチの方にもいろいろなアドバイスをいただきながら培った経験が、徐々に1軍で結果が出始めた一番の要因だったと思います。
(3)友よ
「友よ」もシーズン途中から登場曲に使い始めました。実際に球場で流れて、打席に入るときじゃないとわからない感覚ですが、使ってみたらすごくしっくりきたんです。盛り上がった気持ちで打席に入れます。打ちのめされたり挫折したりすることもあるけど、這い上がっていくみたいなサビの歌詞がいいですね。家族を含め、自分の周りに支えてくれる人がたくさんいるおかげで、心が折れそうになっていても、やっぱり頑張らないといけないなと思えました。シーズン序盤、なかなか試合に出られなかったなか、宗山(塁)、渡部聖弥、麦谷(祐介)といった同期のライバルが、同じ野手として活躍していて。歯がゆい気持ちや悔しい気持ちがすごく強かったんですけど、このままじゃいられないなと。ライバルの存在は大きかったですね。これからもいいライバルとして、切磋琢磨し合いながら成長していけたらなと思います。
SUPER EIGHTから応援メッセージ「つながれていることにご縁を感じ」
そして今回、特別にSUPER EIGHTの皆さんから西川への応援メッセージが。
「こういった形で楽曲を使っていただきうれしく思います。世代、分野を越えてつながれていることにもご縁を感じつつ、今後とも末長く楽曲たちを気にかけていただけると幸いです。西川選手とはまだ面識こそありませんが、福岡のドーム公演に来てくださっていたことにも心より感謝御礼申し上げます。
シーズンの時期によって曲を使い分けてくださっているのは聴き込んでいただかないとできないことですので、日頃から聴いてくださっているのだと改めて実感しました。そして現役時代は長くやっておくものだなと切々と感じております(笑)。
この機会に勝手ながら、西川選手がケガなく充実した野球人生を少しでも長く過ごされることをメンバー、スタッフ一同心より応援させていただきます!
SUPER EIGHT」
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)