コンフォートじゃない…ド軍の見逃せぬ「大きな問題」 100億円契約も急落“0.6”

ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】

期待外れのコンフォートとともに両翼が課題に

 今世紀初のワールドシリーズ連覇を果たし、今季を最高の形で戦い終えたドジャース。だが、番記者は来季を戦う上でのチームの弱点を指摘。主力としてプレーしたテオスカー・ヘルナンデス外野手に苦言を呈し、オフの大型補強に動く可能性を予想した。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は4日(日本時間5日)の記事で「ワールドシリーズを制覇したチームにも弱点はある」とし、懸念の1つとして外野を挙げた。

 ドジャースは今季、1年1700万ドル(約26億万円)で加入したマイケル・コンフォート外野手がで打率.199、12本塁打、36打点、OPS.638と期待外れの成績に終わった。同記事では「ドジャース全体として外野から十分な力を引き出せておらず、WARはメジャー全体で18位」と弱点であることを指摘した。

 さらに、昨オフに3年6600万ドル(約100憶9900万円)の契約を結んだヘルナンデスについても「2024年の魔法を再現することはできなかった」と評した。今季は打率.247、25本塁打、89打点と前年より成績を落とし、OPS.738はレギュラー定着後ではキャリア最低。WARはシルバースラッガー賞を獲得した昨年の3.4から0.6に落ち、並レベルの数字となった。右翼の守備でも緩慢な動きが目立つなど攻守に精彩を欠き、同記事では「本来の彼の”切れ味”を取り戻させるために、9月にはベンチに下げるという手段まで講じた」と記した。

 同記事では来季にヘルナンデスが復活したとしても、外野にテコ入れの必要があると言及。シーズン途中にトレードで加入したアレックス・コール外野手はあまり出番を与えられず、若手有望株のザイア・ホープ外野手とホスエ・デポーラ外野手も「メジャーに昇格するにはまだ時間がかかるだろう」と予想した。

 その上で「ドジャースは再び外野市場で大金を投じる可能性がある」と指摘。カブスからFAとなるカイル・タッカー外野手について「ドジャースを含む数チームしか獲得に動ける財力はないだろう」と補強の有力候補だと予想した。また、ともにヤンキースをFAとなるコディ・ベリンジャー外野手、トレント・グリシャム外野手も補強の候補になるとした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY