イチロー氏が体を大きくしなかったワケ 20代で起きた変化…警鐘鳴らす“副作用”

自室にはトレーニングマシンが11台
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が8日から2日間にかけて新潟・中越高の指導を行った。52歳を迎えても、洗練されている肉体に生徒たちの目を奪われた。果たしてどんなトレーニングを行っているのだろうか。
高校生とともにランニングを行い、打撃練習を実演した。計63スイングを行い、9本の柵越えを披露。生徒たちからも歓声が巻き起こった。終了後には質疑応答に移り、トレーニングについて質問を受けた。
イチロー氏は「20代中盤までは普通にやっていたけれど、結果が反比例した。体が大きくなってスイングが落ちちゃった」と回顧。「やっていない時の方いい。下半身は普段のバッティングで使って、大きくなってきた」という。「トレーニングは、初動負荷のトレーニングは毎日やっています。肩甲骨、股関節周り。(器具が)ない時は自分の体重を使う」と話し、しなやかな体の秘訣を明かした。
イチロー氏といえば、過度なウエイトトレを行わないことで有名だ。シアトルにある自宅のリビングには大型トレーニング機器が11台並んでおり、朝からの日課として今でもトレーニングを重ねている。日々の積み重ねが、長い現役生活を支え、年を重ねても衰えない源泉となっているようだ。
(Full-Count編集部)