下馬評1位でも…ドジャースが抱える“問題点” MLBが驚く逆転の発想「特有の能力が」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

MLB公式の“最新”パワーランキング

 2025年シーズンはドジャースのワールドシリーズ連覇で幕を閉じた。来季に向けて各球団が動き出す中、MLB公式サイトは9日(日本時間10日)に“最新”のパワーランキングを発表した。ドジャースはマイナス材料がありながらも、堂々の1位に選ばれている。

 レギュラーシーズン最後のランキングで3位だったドジャースだが、ポストシーズンではレッズ、フィリーズ、ブルワーズを倒してワールドシリーズまで到達。ブルージェイズとの第7戦までもつれる死闘を制し、21世紀初の連覇を成し遂げた。このオフにミゲル・ロハス内野手ら7人がFAとなるが。コアメンバーは来季以降も健在となる。

 MLB公式は寸評にて「多くの人が“そうなるだろう”と予想していたが、実際にその過程がこうなるとは誰も想像していなかった。ワールドシリーズを見ていても、『このチームにどうやって太刀打ちできるんだ?』というような、圧倒的な無敵感があったわけではない」と指摘する。

 それでも、「彼らは勝ちきった。ドジャースは徐々に年齢を重ね、いくつかのポジションでは明確な補強ポイントもある。それでも彼らには、毎年のようにその穴を埋める術を見つけ出す特有の能力がある」と、王者のメンタリティを称賛した。その上で“高齢化”という現実もする。

 来季は大谷翔平投手が32歳、ムーキー・ベッツ内野手が34歳、フレディ・フリーマン内野手が36歳、ウィル・スミス捕手が31歳と主力選手が徐々にベテランの域に突入している。加齢に伴うパフォーマンスの低下も懸念される中、果たして1998~2000年のヤンキース以来となる3連覇となるだろうか。

(Full-Count編集部)

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