昨季の合格者は「3/45」 6.6%の“狭き門”…支配下登録ゼロ、トライアウトの厳しい現実

昨季は中村、清宮、鈴木がトライアウトからNPB契約を結んだ
エイブルトライアウトが12日、マツダスタジアムで行われる。NPBの各球団から戦力外通告を受けた選手が再起をかけてプレーする。一方で昨年、NPBと契約を結んだ参加者はわずかに3人。狭き門となっている。
今年のトライアウトは日本プロ野球選手会が主体となって行われる。2019年新人王の巨人・高橋礼投手やドラフト1位の阪神・森木大智投手、ソフトバンク・風間球打投手らが参加する。ソフトバンク・又吉克樹投手、広島・松山竜平外野手ら実力者も名を連ねた。
一方で、過去の例を見ると、トライアウト参加者でNPB契約を勝ち取った選手は少ない。昨年は元日本ハムの陽岱鋼外野手、元広島1位の岡田明丈投手らが参加したが、NPB契約を勝ち取ったのは清宮虎多朗投手(楽天→日本ハム)、中村亮太投手(ソフトバンク→ロッテ)、鈴木康平投手(巨人→ヤクルト)の3人のみ。いずれも育成契約だった。
そのうち、鈴木はオフに戦力外通告を受け現役を引退。中村、清宮も支配下登録を勝ち取ることはできなかった。わずか6.6%の狭き門。トライアウトをかいくぐる選手は現れるだろうか。今後の去就にも注目が集まる。
(Full-Count編集部)