吉報は届くか…トライアウトでアピールした選手 “ドラ1”が特大弾、育成左腕は衝撃のKKK

トライアウトに参加したソフトバンク・大城真乃(左)と西武・渡部健人【写真:小林靖】
トライアウトに参加したソフトバンク・大城真乃(左)と西武・渡部健人【写真:小林靖】

トライアウトは38選手が参加…“最後の望み”を懸けてアピール

 2025年度の合同トライアウト「エイブル トライアウト2025~挑め、その先へ~」が12日、マツダスタジアムで行われ、38選手が“最後の望み”を懸けてグラウンドに立った。特大弾や貫禄の3安打、衝撃の3者連続三振などアピールに成功した選手も。吉報は届くのだろうか。

 いきなり魅せたのは西武・渡部健人内野手だった。第1打席で日本ハム・石川直也投手の5球目を捉えると、少し泳がされながらも左翼席上部の壁にぶち当てる特大弾。2020年ドラフト1位の大砲の一発に、球場はどよめきに包まれた。

 9月に40歳を迎えた広島・松山竜平外野手は本拠地で大歓声を浴びながら躍動した。第1打席に外角変化球を右前へ運ぶと、第3打席は中前打。第4打席は四球を選び、第7打席にも安打を放った。今回の参加者では最年長ながら健在ぶりを示した。

 球場を沸かせたのはソフトバンクの育成・大城真乃投手だった。先頭の渡部から外角チェンジアップで空振り三振を奪うと、DeNA・蓮内野手は内角スライダーで三振。さらに経験豊富な松山が驚くような反応をしたほどキレのある内角スライダーで空振り三振を奪った。2020年育成ドラフト7位で入団し、まだ1軍登板のない22歳だが、高いポテンシャルを見せつけた。

 日本ハム・福田俊投手は、先頭を一直に仕留めると、松山は内角直球で見逃し三振、広島・中村健人外野手はチェンジアップで空振り三振に斬った。2023年には29試合の登板で防御率0.00を記録した28歳左腕。今季は1軍登板なく戦力外となっていた。

(Full-Count編集部)

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