韓国に伝わっていた日本の“礼儀” 監督が自ら切り出し…称賛した牧の行動「良い印象を」

牧を挨拶を称賛「いい印象を持っています」
まさかのコメントに牧秀悟内野手本人にも笑顔が漏れた。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の前日会見が14日、東京ドームで行われた。韓国代表のユ・ジヒョン監督は、警戒する選手として牧秀悟内野手(DeNA)の名前を挙げた。
この日、韓国メディアから“大谷・山本以外で注目する選手”を問われると、投手では隅田知一郎(西武)、野手では牧の名前を挙げた。「牧選手にはいい印象を持っています」と切り出すと、その理由は“挨拶”だった。
「韓国代表でベースコーチ、ヘッドコーチをしていましたので、いつも挨拶をしてくれて良い印象を持っています」。そう語ると、牧に向かってサムズアップでウインク。これには隣にいた牧も照れくさそうに笑った。
2023年のWBC、2024年のプレミア12と、侍ジャパンの常連である牧。国際大会でも好結果を残してきたが、「あまり意識はしていないですけど、そこは当たり前の行動かなと。大学時代もそうですし、ここだからということではない」と振り返る。
過去に何度もライバルとして鎬を削ってきた日本と韓国。それでも挨拶に国境はない。「嬉しく思います。挨拶をしてよかったなと思います(笑)」と牧が語るように、日頃の行動がチームとチームを繋いでいた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)