山本由伸は「肩が痛いんだろうな…」 バックで感じた不安…払拭したエースの“真実”

ワールドシリーズ第7戦の登板を回顧
伝説の投球をグラウンドで共にプレーしていた同僚が振り返った。ワールドシリーズでMVPに輝く力投を見せたドジャースの山本由伸投手について、トミー・エドマン内野手が地元番組に出演し、その活躍を「見たことがないよ」と語った。
山本はワールドシリーズ第2戦で完投勝利を果たした後、第6戦では6回1失点で2勝目を挙げ、崖っぷちのチームを救った。さらに第7戦でも9回途中から中0日で救援登板し、無失点で3勝目を挙げてシリーズMVPに輝いた。
地元米スポーツ局「ESPN LA」の番組に出演したエドマンは、山本が中0日で登板した時にどのように思っていたかを尋ねられた。第7戦は中堅手として先発出場し、山本が登板した場面でも守備に就いていたエドマンは「そんなことをする人を見たことがないよ」と驚いた様子で振り返った。
山本に対しては「いやー。彼はめっちゃ肩が痛いんだろうなあ、と思っていたよ」というが、最終決戦で連投のマウンドに立ったエースの姿に迷いはなかった。エドマンは結果に関係なく「それをやったこと自体が、彼がどんなチームメート、どんな人間が体現しているよ。ワールドシリーズを連覇する為に彼はすべてを出し尽くしたんだ」と述べ、その姿勢を称賛した。
山本は2回2/3、34球を投げて1安打に抑えた。その投球内容を「連投だったけど、また制圧したね。97、98マイル(約156.1キロ~約157.7キロ)の球をまだ投げていたし、スプリットもえぐかった。制球力もあった」と回顧。疲労が蓄積していた中でも制球力が落ちていなかったといい、「全球ピンポイントに投げ切っていたね。彼の活躍は称賛してもしきれないよ。MVPを獲得したのには理由があるんだ」と賛辞を惜しまなかった。
(Full-Count編集部)