コンフォートFA…空位になった外野 24歳逸材に転向案、崩せぬ正捕手スミスの座

24歳ラッシング、1年目は53試合で打率.204、4本塁打
2年連続ワールドシリーズ制覇を果たしたドジャース。このオフはマイケル・コンフォート外野手ら主力がFAとなる中、来季に向けて有望株に“外野転向”プランが浮上している。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者が「カイル・タッカー? 球界屈指の守護神? オフシーズンに突入し、ドジャースは優先順位を決めている途中だ」としてオフシーズンの補強プランの展望記事を寄稿した。ブランドン・ゴームズGMへの取材を紹介し、来季の外野陣について語ったことを明かしている。
ドジャースの今季の外野は、右翼がテオスカー・ヘルナンデス、中堅にアンディ・パヘス、左翼をコンフォートが守ることが多かった。ポストシーズンではエンリケ・ヘルナンデス内野手が左翼、トミー・エドマン内野手が中堅を守ることもあったが、キケはコンフォートと同じくFAになっている。
ゴームズGMは来季、トレード期限で獲得したアレックス・コール、ユーティリティのキム・ヘソン内野手とエドマン、40人枠に加えられた3AでMVPを獲得したライアン・ウォード外野手に「沢山の出場機会が与える」と言及したという。また、控え捕手のラッシングに関しても「ウィル・スミスの控えを務め、出場機会が限られていた」ために外野手として起用する可能性を示唆したと、ハリス記者は記している。
ラッシングは強肩強打の大型捕手として将来が嘱望されている24歳。今季待望のメジャーデビューを果たすも、53試合で打率.204、4本塁打、OPS.582にとどまった。スミスが故障している間にはベン・ロートベットが先発。ロートベットはレッズへの移籍が決まったが、メジャーの水に慣れるために、層の薄い外野で経験を積むのは理にかなっているかもしれない。
(Full-Count編集部)