ド軍で苦しんだ26億円男、ライバル球団へ移籍? 米メディアは復活予想…実は凄い“11.8”の脅威

ポストシーズンでは登録外に
ワールドシリーズ制覇では蚊帳の外に置かれるなど不本意なシーズンに終わった男が、ライバル球団に移る可能性が取り沙汰されている。今季1年1700万ドル(約26億2800万円)でドジャースに加入するも、キャリア最低の成績に終わったマイケル・コンフォート外野手が、来季はパドレスでプレーする可能性があると、米メディアが予想した。
コンフォートは今季、前半戦から調子が上がらず、138試合出場で打率.199、12本塁打、36打点、OPS.638。2015年のメジャーデビュー後はキャリアワーストの成績に終わった。ポストシーズンではワイルドカードシリーズからワールドシリーズまで全て登録外と戦力構想に入らず、ポストシーズン終了後にFAとなった。
米メディア「CBSスポーツ」のAJ・アンダーソン記者は6日(日本時間7日)に公開した記事で、FAとなった選手の新天地を予想。「今年のFA選手は貧弱。そして、彼の実績を考慮すれば、復活を想像することは容易いことだ」とし、コンフォートに復活の可能性があると予想。「ワールドシリーズのコンテンダーとして戦ったドジャースが彼を起用し続けたのには理由がある。それは、(数値上では)もっといい活躍をしていたはずだからだ」と記し、パドレスやパイレーツ、ガーディアンズが戦力としてフィットすると分析した。
さらに米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のアーロン・コロマ記者も16日(同17日)、やはりコンフォートの復活を予想。四球率が11.5%と2024年の8.9%よりも向上したことに着目。バットスピードはメジャー平均を上回り、ゾーン外の球をスイングした率を表す「チェイス率」もキャリア最高の数値だったことから、「コンフォートはシーズンが進むにつれて改善していったので、復活することは突拍子もないことではない」と強調した。
今季はドジャースと西地区優勝争いを繰り広げながらも3ゲーム差で2位だったパドレス。13日(同14日)には球団の筆頭オーナーであるジョン・サイドラー氏が「球団売却の可能性を含めたプロセスを開始することを決定した」と発表するなど、球団経営の雲行きが怪しくなっている。チーム再編となれば、パドレスにとってコンフォートは手頃な価格での掘り出し物となるのかもしれない。
(Full-Count編集部)