元日本ハムの村田透が現役引退、スカウト就任 今季はチェコでプレー「40歳まで野球ができて幸せ」

日本ハム時代の村田透投手【写真:石川加奈子】
日本ハム時代の村田透投手【写真:石川加奈子】

メジャーでも1試合のみ登板

 日本ハムは17日、今季はチェコリーグでプレーしていた村田透投手が現役引退し、来季からチーム統轄本部スカウト部に所属すると発表した。日米や欧州、豪州を渡り歩いた40歳は、スカウトに転身して球界への貢献を目指す。

 村田は大体大浪商高、大阪体育大を経て2007年に大学・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。1軍登板がないまま2010年オフに戦力外となった。2015年にはインディアンス(現ガーディアンズ)で1試合のみメジャーで先発登板を果たし、2017年には日本ハムに入団。NPB通算で計75試合に登板し、8勝8敗の成績を残した。

 2021年オフに日本ハムを退団後はオーストラリア、ドイツ、チェコでもプレーした。球団を通じ「これから新たな仕事が始まるので、非常に楽しみな気持ちです。これまでとは違った形で野球に携わることになるので、楽しみとともに少し不安もあります」とコメント。「プロに入って3年でクビになった自分が40歳まで野球ができて本当に幸せです。出会いに恵まれましたし、周囲の人に助けられたからこそ、ここまでできたと思います。応援してくれた家族や友人をはじめ、ファンの皆さん、そして携わってくれた全ての方々に感謝しています。今後は、これまでに得た知識や経験を野球界に還元していきたいと思います」と今後の意欲を語った。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY