ド軍からまた消えた“選択肢” 最優先事項から数時間…空位の守護神、気になる次の一手

ヘルズリーはオリオールズへ…残る有力リリーフはディアス、スアレス
また1人、大物の去就が決まった。ヤンキースからFAとなっていたデビン・ウィリアムズ投手がメッツと3年契約を結んだと、1日(日本時間2日)に「ジ・アスレチック」のメッツ番、ウィル・サーモン記者ら複数の米メディアが報じた。ドジャースも狙っていたとされる右腕に、LAメディアも続々と反応した。
地元メディア「ドジャース・ネーション」はこの日、「ドジャースが来季の3連覇を狙うにあたって、このオフに狙うであろう動きが3つある」とし、「第1:デビン・ウィリアムズを獲得(ヤンキースのクローザー) 第2:インパクトのある外野手を補強 第3:内野の層の薄さという懸念を解消」と優先事項を挙げた。それから数時間、第1の選択肢は消え去ることになった。
ドジャースは今季ワールドシリーズ連覇を果たした一方、特にシーズン終盤はブルペンが不安定で何度も白星を落としてきた。ポストシーズンでは佐々木朗希投手が守護神を務めたが、来季は先発に戻る予定。ブランドン・ゴームズGMもこのオフに有力リリーバーを補強する方針を出していた。
しかし、FA市場ではウィリアムズのほか、ライアン・ヘルズリー投手がオリオールズと契約を結ぶなど、救援投手の上位層が続々と新天地に移った。インパクトあるリリーフとしては、エドウィン・ディアス投手やロベルト・スアレス投手がいるが、特にディアスは超高額の契約が必要とされる。
ドジャースは昨オフのFA市場でタナー・スコット投手と巨額契約を結んだものの、1年目は完全に不発に終わった。果たしてこのオフも大金を投じるのか、はたまたトレードか。今後の動きに注目が集まる。
(Full-Count編集部)