71登板でもド軍バンダに迫る“危機” 年俸は格安の裏で…使い果たした「0」が難点か

ドジャースのアンソニー・バンダ【写真:イワモトアキト】
ドジャースのアンソニー・バンダ【写真:イワモトアキト】

MLB9年目…今季は自己最多71試合に登板

 去就が注目されている。ドジャースのアンソニー・バンダ投手は、21日(日本時間22日午前10時)に迎えるノンテンダー期限を前に、今オフのロースター構成に影響を与える存在と見られている。地元メディアは、左腕のノンテンダーFAとなる可能性に言及した。

 ドジャース専門メディア「ドジャース・ビート」のコディ・スナベリー記者は、バンダについて「デーブ・ロバーツ監督はバンダを度々起用し、ドジャースの左投げ救援投手として安定した活躍を見せた」と一定の評価を示した。一方で、バンダがマイナー降格のオプションを使い果たしている点を懸念材料に挙げている。

 そのため、球団にとって柔軟性を欠く存在となっており、同記者は「どんな補強をしようとも、ノンテンダーを決断しなければ来季は必ず26人枠に入れないといけない」と指摘した。バンダをキープする場合、他の選手の起用に制約が生じる可能性がある。

 バンダは2024年からドジャースに加入。1年目は48登板で9ホールド&防御率3.08、今季は自己最多の71試合に投げて12ホールド、防御率3.18を記録した。昨季はポストシーズンでも10登板で防御率1.13と躍動するも、今季は9.53と結果を残せなかった。今後の戦力構想や補強方針次第では、ノンテンダーでの放出も十分にあり得る状況となっている。年俸調停額は170万ドル(約2億6700万円)。

 ノンテンダー期限は中部時間21日午後7時(日本時間22日午前10時)に迫っており、ドジャースがどのような決断を下すかが焦点だ。バンダの処遇は、今オフの編成戦略における最初の判断材料ともなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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