楽天・辰己涼介「テーマは奇跡」 衝撃の金ピカから1年…“普通スーツ”登場のワケ

5年連続GG…「奇跡を起こすことができたのでよかった」
楽天の辰己涼介外野手が27日、都内で行われた「第54回 三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席した。辰己はパ・リーグ外野手部門で5年連続5回目の受賞となった。例年ド派手な衣装で注目を集めているが、今回は落ち着いたワインレッドのスーツで登場。「テーマは奇跡ですね」と理由を明かした。
初受賞となった2021年はネイビーのスーツだったが、2022年はゴールドのジャケットを着用。2023年は上下ホワイトのスーツで現れ、胸の内ポケットからウエディングドレスを着た人形を取り出して笑いを誘うなど、毎年周囲の度肝を抜いていた。
そして昨年の表彰式では、ゴールドのスーツに、顔と髪の毛もゴールドに塗った“全身金ピカ”で登場して衝撃を与えた。今年もゴールデン・グラブ賞の受賞が決まり、どんな格好で姿を見せるのか注目されていたが、“まさか”のスーツで登場した。
辰己は5年連続の選出に「とんでもないことやと思います」と話すと、“原点回帰”のスーツについては「テーマは奇跡ですね。辰己が普通で来るっていうのは奇跡に近いことなので」とし、一同は失笑していた。
「チームのために一生懸命ワンプレーワンプレー守った結果、こうやって奇跡を起こすことができたのでよかったです」と振り返った辰己。現在は国内フリーエージェント権を行使し、“新天地”は決まっていない。「個人的にチームの優勝に立ち会うことができていないので、優勝してまたこの場に帰ってこられるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
(Full-Count編集部)