大谷と“因縁”も…元阪神右腕がド軍にフィットする理由 米推奨「ディアスより」

6月に大谷に160キロ直球で報復死球
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は、「ブラッグフライデー」にかけて30球団が狙うべき“掘り出し物”選手を紹介。ワールドシリーズ連覇を果たし、来季3連覇を目指すドジャースにおススメされたのは、大谷翔平投手とも“因縁”がある同地区の守護神だった。
「MLB全球団 2025年ブラックフライデー版『フリーエージェント補強』」として、同メディアは「掘り出し物FA補強を1つずつ提案」した。ドジャースの項目では「外野の強化と抑え投手の確保」が優先事項とし、理想としては打線全体の若返りがしたいともしたが、FA市場では「実現するのは簡単ではない」とした。
今オフのFA市場では、カブスからFAとなっているカイル・タッカー外野手がNo.1選手として評価されており、リリーフでは今季3度目の最優秀救援投手賞に選ばれたエドウィン・ディアス投手が筆頭。ただ、タッカーは金額面、そしてディアスに関しては「タナー・スコットが炎上したのを見たあと、また長期契約でリリーフに突っ込む気が本当にあるのか?」と、2年連続で大物リリーフに大金を投資するかに疑問を呈した。
では、誰がおススメなのか。「ジ・アスレチック」が推挙したのは、阪神でも活躍し、今季までパドレスの守護神を務めていたロベルト・スアレス投手だ。「ディアスの実績はスコットより遥かに上だが、スアレスも十分に実績があり、しかもディアスより安く、短い年数で済む可能性が高い」と、まさにお買い得になる可能性を指摘している。
もっとも、スアレスと大谷には浅からぬ因縁が今季生まれた。6月にドジュース-パドレス戦は両軍で死球合戦が勃発し、大谷はスアレスからの99.8マイル(約160キロ)直球をぶつけられたことがあった。オフに行われたオンライン会見では「もう昔のことなので、全部忘れました」とスアレスの報復死球を振り返っていたが、果たしてドジャース入りはあるのだろうか。
(Full-Count編集部)