WBCスタメンを大胆予想…牧秀悟&岡本和真はベンチスタート!? 和田一浩氏の考え

ポッドキャスト番組でWBCの理想オーダーを発表
考え抜いて選出した“最強オーダー”だ。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝メンバーだった和田一浩氏がポッドキャスト番組「Full-Count LABー探求のカケラー」に出演。来年3月の第6回WBCの予想スタメンを発表した。
強烈な打球を広角に打ち分け、NPB通算2050安打を放った和田氏は「私の勝手ながらの理想ですが……」と前置きしつつ、超攻撃的打順を掲げた。まず最初に決まったのは1番の大谷翔平投手(ドジャース)、4番の佐藤輝明外野手(阪神)だったという。
「1番いいバッターが数多く回った方がいいんじゃないかという考え方です。とにかく大谷の打席数を増やして、相手にプレッシャーかけるっていうところですね」。今季セ・リーグ2冠(40本塁打、102打点)の佐藤輝については「今年の象徴。確かに三振はするけど、やっぱり怖さで外国人相手にも引けを取らない体や飛距離がある」と語った。
大谷の後を任せる2番には近藤健介外野手(ソフトバンク)を指名。「クラッチヒッターが欲しい。今、日本のバッターで1番技術があるのが近藤だと思うんですよ」。“和田色”が出たのは6番に清宮幸太郎内野手(日本ハム)を入れたことだった。
「成長しています。去年頑張って、今年も頑張ったんですよ。2年連続して頑張れたので、大舞台でも自分の力を出すんじゃないかなっていうのはすごく思っています」と期待を込めた。自身の経験上、3月の試合に合わせたコンディション作りは想像以上に難しいことから、今季怪我で離脱期間のあった牧秀悟内野手(DeNA)、岡本和真内野手(巨人)に急ピッチ調整を強いることはできないとして、ひとまずスタメンからは外した。
発表したメンバーについて「理想はこれなんですけど、スランプになる選手は時期的に何人かいるんです。そこで入れ替える。短期決戦は早くどんどん代えていくべき」と補足した。チーム作り、コンディション調整に向け「1月ぐらいから代表合宿をやって、2月は自分のチームでキャンプ、最後にもう1回代表で合宿というのがいいけど」との私見も加えた。

「日本はレベルが上がったと思いました。面白いですね」。番組内では全打順と、その根拠について力説した。「日本の強みは、ここでいけるとか、勝負の時にチームが団結できること。勝つ可能性は十分にあります」。約3か月後に迫る侍ジャパンの躍動を楽しみにしていた。