ヤ軍506億円大砲は「酷い契約に」 HR量産も…名門で悪夢の2年、不名誉選出

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】

「MLBで最も醜い契約」を米メディアが特集

 米メディア「ジ・アスレチック」は1日(日本時間2日)、「MLBで最も醜い契約」を特集。13年3億2500万ドル(約506億1000万円)の契約を結び、残りをあと3シーズンとするジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)が8位に選ばれた。

 スタントンは2010年にデビューすると、5年連続で20本塁打以上(うち30本以上3度)を記録。2014年オフに当時所属していたマーリンズと13年総額3億2500万ドルの契約を結んだ。その後も球界屈指のパワーで好成績を残し、2017年には59本塁打で本塁打王に輝いた。

 同年オフにはヤンキースにトレード移籍。2018年は38本塁打を記録も、2019年から2年間は怪我で出場数が激減して18試合と23試合出場。2021年から5年連続で20本塁打は記録しているものの、OPSは下降。脚の怪我をかばって満足に走れないこともあり、不良債権と揶揄されることもあった。

「厳しい現実として、ヤンキースは(守備も走塁もこなす)万能なスター並みの給料を、DHの選手に支払ってしまっている。これはしばらくの間、酷い契約になっている。スタントンはまだこの契約をなんとか許容できるレベルの打撃成績は残してきた。そして、マーリンズが今も彼の契約の一部を負担していることも助けになっている」

 今季は怪我で出遅れたが、復帰後は77試合で打率.273、24本塁打、OPS.944と好成績を記録した。来季年俸は2900万ドル(約45億1600万円)となるスタントン。残り3年の活躍次第では、不名誉なランキングから抜け出せる可能性も十分にある。

(Full-Count編集部)

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