借金76で抱える「MLB最悪の契約」 284億円も…苦戦する元MVP「解決策が見当たらない」

ロッキーズのブライアントの契約は残り3年…1年あたり約42億円
最も“期待はずれ”の契約に注目が集まっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では「球界で最悪の契約ランキング」と題する記事を掲載した。ワーストにはロッキーズのクリス・ブライアント外野手の名前が挙がった。
ブライアントはカブスに在籍していた2016年、155試合に出場して打率.292、39本塁打、102打点の成績でナ・リーグMVPを獲得した。2022年に7年総額1億8200万ドル(約283億6500万円)の契約をロッキーズと結んだが、その後はなかなか思うような結果を残せていない。
2022年は42試合、2023年は80試合に出場したが打率.233。2024年は37試合で打率.218、今季は5月に背中の手術を受けるなど11試合の出場にとどまり、打率.154だった。さらには慢性的な椎間板変性症を患っている。
残った契約年数は3年で、毎年2700万ドル(約42億1000万円)を受け取ることになっている。同記事によれば「(エンゼルスの)レンドンの契約がようやく終わりを迎えようとしており、これによって“MLB最悪の契約”の座には新たな選手が就くことになる。ブライアントのロッキーズでの時間は停滞そのもので、かつて新人王とナ・リーグMVPをデビュー2年で獲得した選手のキャリアを、怪我が大きく妨げてきた」と報じている。
さらに同記事では新任の編成本部長ポール・デポデスタ氏が「明るい解決策が見当たらない状況を引き継ぐことになった」と言及。今季は43勝119敗の借金76でナ・リーグ西地区の最下位だった。来季の巻き返しにはブライアントの復調が欠かせなさそうだ。
(Full-Count編集部)