最多勝の有原航平、デュプランティエらが自由契約…助っ人大量、保留選手名簿が公示

巨人のキャベッジは保留選手名簿に記載、残留濃厚に
プロ野球の契約保留選手名簿が2日に公示され、阪神のジョン・デュプランティエ投手、巨人のフォスター・グリフィン投手、ソフトバンクの有原航平投手らが外れた。自由契約選手として国内外の球団との交渉が可能になることから、争奪戦が予想される。
阪神のデュプランティエは来日1年目の今季、8月上旬までに15登板で6勝3敗、防御率1.39と活躍。奪三振率11.22という優れた数字を残した。だが8月中旬から長期離脱し、ソフトバンクとの日本シリーズ第2戦で復帰するも2回途中7失点と打ち込まれた。また、阪神ではニック・ネルソン投手、ラモン・ヘルナンデス外野手も名簿から外れた。ともに今季が来日1年目だった。
巨人のグリフィンは今季14登板で6勝1敗、防御率1.62と好投。オールスターゲームにも出場したが、8月以降は2登板で、ともに4失点を喫していた。巨人での3年間はいずれも6勝と先発として結果を残していた。また、昨年のリーグ優勝に貢献したエリエ・ヘルナンデス外野手とカイル・ケラー投手も名簿から外れた。一方、去就が注目されたトレイ・キャベッジ外野手は名簿に記載され、来季も残留する方向となった。
ソフトバンクの有原は、日本ハムからメジャーリーグで2年間のプレーを経て、2023年に入団。3年連続で2桁勝利を挙げるなど、ソフトバンクでは3年間で69試合に登板し38勝21敗だった。今季でソフトバンク入団時に結んだ3年契約が満了予定だった。