すでにパンパン…競争熾烈なオリ支配下枠 新助っ人獲得やリハビリ組の復帰は

オリックス・岸田護監督【写真:栗木一考】
オリックス・岸田護監督【写真:栗木一考】

オリックスの支配下枠は現時点で「63」

 日本野球機構は2日、保留選手名簿と自由契約選手を公示した。オリックスの現在の支配下枠は、今回のドラフト選手6人を追加すると「63」で、新助っ人のやリハビリのために一時育成登録となった選手が支配下に復帰した場合、育成契約の選手が支配下選手登録を勝ち取るのは“至難”となりそうだ。

 オリックスは今回のドラフトで支配下選手として7人を指名した。ドラフト6位で指名したジョージア大学の石川ケニー投手は入団会見に“欠席”。現段階では球団とは契約を結んでいない模様となっている。

 今季3位のオリックスは救援陣を支えてきた宇田川優希投手、小木田敦也投手が右肘トミー・ジョン手術からの復帰を目指すため、来季は育成選手としての契約を交わしている。また、2年目を迎える東山玲士投手、9月に右肘の手術を受けた本田仁海投手の復活も予想される。

 この段階で石川、宇田川、小木田、東山、本田の5選手が支配下登録されると「68」。残り2枠となり、新助っ人の獲得と育成契約の選手を“昇格”させることになる。現状、新助っ人野手の獲得は発表されていない。

 育成選手では台湾ウィンター・リーグで奮闘を続ける宮國凌空投手、トミー・ジョン手術からの復活を目指す河内康介投手、昨オフに阪神を戦力外となり育成契約で獲得した遠藤成内野手や、守備に定評のある宜保翔内野手らがひしめく。シーズン開幕前の春季キャンプから、残り枠をかけた壮絶な戦いが始まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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