WBC韓国代表、MLB3選手が出場か 日本にリベンジへ…166億円“至宝”は背番号譲渡

前回大会では日本代表に13失点大敗
来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に、今大会もイ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)、キム・ハソン内野手(ブレーブスFA)が参戦することになりそうだ。前回大会で韓国は屈辱の1次ラウンド敗退。今回も侍ジャパンと同じ組から“復権”を目指す。
イ・ジョンフは2日、韓国でのプロ野球大賞の授賞式で特別賞を受賞。韓国メディアの報道陣に対し、「(メジャーでの)オープン戦を終えてから代表チームに合流することになりそう」と明かした。
メジャー2年目の今季は150試合に出場。6年1億1300万ドル(約176億円)の契約を結んで臨んだ1年目は、守備の際に左肩を負傷して悔しいシーズンとなったが、今季は打率.266、8本塁打55打点と一定の成績を残した。
また「OSEN」など複数の韓国メディアによると、イチローに憧れるイ・ジョンフは、これまで着けていた韓国代表での背番号51を21歳のムン・ヒョンビン外野手に譲ると説明。先輩がいる場合、年下の選手は別の番号を選ぶのが通例ではあるが、「自分の背番号を代表チームで背負う経験をしてほしい」と明かした。
シーズンを終えた11月上旬には韓国で行われたチェコとの強化試合前に、キム・ハソンとともにユ・ジヒョン監督のもとを訪問。KBO公式YouTubeではその様子が公開されており、WBC出場について話し合いを行った。ドジャースのキム・ヘソン内野手も帰国時の会見で「選んでいただけるのであれば最善を尽くす」と語っており、メジャーリーガー3選手参戦となる可能性もある。
1次ラウンドプールCでは、日本の他、豪州にチェコ、プレミア12を制したチャイニーズ・タイペイと準々決勝進出の2枠を争う。日本代表には直近の試合で10連敗。第5回の日本戦では3回に3点を先制も、近年課題の投手陣が13失点と崩れた。世界一を争う舞台で、リベンジできるか。
(Full-Count編集部)