山本由伸、今季活躍は「62億円超」 米算出…PS抜きでも衝撃、505億円契約も“お買い得”

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

レギュラーシーズン30登板で12勝、防御率2.49、201奪三振…CY賞投票3位

 ドジャース・山本由伸投手はメジャー2年目の今季、チームのエースとしての地位を確立した。先発ローテーションではただ一人、離脱することなくシーズンを完走。ポストシーズンでも大車輪の活躍だった。米データ会社によると、今季の活躍は実に年俸の4倍に相当する価値があったという。

 山本は今季、開幕投手を務め、4月には月間最優秀投手賞を初受賞。さらにオールスターにも初選出された。特にシーズン終盤からは好投に次ぐ好投。8月31日(同9月1日)から3試合連続2桁奪三振、9月6日(同7日)の敵地オリオールズ戦では9回2死までノーヒットノーランの快投を演じ、9月にも月間MVPを手にした。

 そしてポストシーズンでは6試合に登板し、5勝1敗、防御率1.45、2完投を記録。中でもワールドシリーズは圧倒的だった。第2戦で9回1失点完投、第3戦は延長18回にブルペンで準備、第6戦で6回1失点、“中0日”で第7戦の9回から登板。延長11回まで投げ抜き、史上13人目の3勝を挙げてMVPに輝いた。

 米データサイト「ファングラフス」では、勝利貢献度WARをベースに独自の「評価年俸」を算出している。山本の今季fWARは投手全体7位の5.0となり、年俸換算では4000万ドル(約62億1600万円)に相当するという。

 山本は2023年オフにドジャースと投手歴代最高額となる12年総額3億2500万ドル(約505億円)の超大型契約を結んだが、契約金などが高額で、今季年俸は選手の契約詳細をまとめた「Cot’s baseball contracts」によると、1000万ドル(約15億5000万円)にすぎない。ポストシーズンの成績が含まれなくても、実に「+3000万ドル(約46億6000万円)」の“利益”をドジャースにもたらしたようだ。

(Full-Count編集部)

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