鷹・中村晃が2000万円増の1.2億円で更改「評価してもらった」 オフに手術も開幕に意欲「問題ない」

日本Sは全休、オフには腰を手術「怪我を治すことが最優先」
ソフトバンクの中村晃外野手が5日、みずほPayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円アップの年俸1億2000万円で一発サインした。今季は116試合に出場し、89安打3本塁打34打点、打率.240の成績。今季年俸は1億円プラス出来高だった。(金額は全て推定)
会見に臨んだ中村は、開口一番サインしたことを明かし、「しっかり評価していただいたなと思いました。たくさん試合に出れましたし、最後怪我しましたけど、比較的いいシーズンでした」と、リーグ連覇を果たした1年を振り返った。
中村はプロ18年目の今季、春季キャンプで小久保裕紀監督から「グラブを置いていい」と言われ、代打に専念する予定だった。しかし、シーズンに入ると故障者が続出。4月1日にスタメン起用されると、山川穂高内野手の不振もあり、4番での出場が増加。8月には通算1500安打を達成した。「シーズン当初から想像できなかった記録だったので。素直に嬉しかったです」と胸中を明かした。
離脱者が相次いだチームのなか、36歳のベテランが存在感を発揮しリーグ連覇に貢献。レギュラーシーズンでは打率.240、3本塁打34打点を記録し、球団からは「1年間よくやってくれた」と労いの言葉をかけられたという。
日本ハムとのクライマックスシリーズファイナルステージにも出場していたが、第4戦で一塁を駆け抜けた際に審判と正面衝突。日本シリーズは出場できず、オフに右第3/4腰椎椎間板ヘルニアにともなう経椎間孔的全内視鏡下椎間板切除術(TF-FED法)を受けたことが球団から発表された。
中村は、手術した腰の状態に関して「手術して1か月。まだまだかなと」と現状を報告。ただ、来季開幕には間に合う見通しで「問題ないと思っています」と意欲を示した。「怪我を治すことが最優先。走ったり全力でできないとあまりイメージができないので。怪我を治すことです」と、オフはリハビリに専念する見通しだ。
「リーグ3連覇を目指して、これをどこまで続けられるかというのが大事だと思うので。ホークスでやり続けるのが大事だと思うので。3連覇、4連覇と続けることが大事。そこを目指して頑張っていきたい」と、来季19年目を迎えるベテランは、チームの未来を見据えた。
(Full-Count編集部)