悲しき流出「マイナス21」の過去から逆襲 10年ぶりの“動き”に驚愕「今年どうした!?」

西武・西口文也監督【写真:小林靖】
西武・西口文也監督【写真:小林靖】

桑原に続いて石井もFAで獲得した西武

 西武は5日、日本ハムから国内FA権を行使していた石井一成内野手と契約合意したと発表した。既にDeNAからFA宣言していた桑原将志外野手を獲得しており、球団史上初の同一年2人目となるFA補強となった。過去にはFAで主力の流出に泣かされてきた歴史があるだけに、ファンは「今年どうした!?」「本気度やばい」と驚いている。

 石井は栃木の作新学院高、早大を経て2016年ドラフト2位で日本ハムに入団。今季108試合に出場し、キャリアハイの86安打、打率.259をマーク。プロ9年間で通算743試合に出場してきた。

 桑原は京都の福知山成美高から2011年ドラフト4位でDeNAに入団。ガッツあふれるプレーと好守を持ち味に、今季も106試合で打率.284、6本塁打27打点、10盗塁と活躍。プロ通算1239試合に出場し、1053安打を放った。

 西武が他球団からFAで選手を獲得するのは、木村昇吾以来10年ぶり。今年の2人を除くと過去に獲得したのは3人のみだった。対照的に西武から他球団へFA移籍したのは21人もおり、12球団最多となっている。FA制度が始まって2年目の1994年に石毛宏典と工藤公康がダイエーに移籍したのを皮切りに、清原和博、松井稼頭央、和田一浩、中島裕之、涌井秀章、岸孝之、浅村栄斗、森友哉、山川穂高ら主砲やエース級の面々が相次いで流出してきた。

 今年も今井達也投手と高橋光成投手がポスティング制度でメジャー移籍の可能性が高くなっている。ただ、FA加入の2人の他に台湾から林安可外野手を獲得するなど、ストーブリーグでは積極的な動きを見せる。SNSでは「今年の西武本気すぎん?」「なんでこんな本気なの?」「ストーブリーグで動きまくってるな西武」「西武怖いな」西武どうした? 今井の譲渡金あるにしても例年からの動き違いすぎないか」「今オフの西武の変わろうとする姿勢に感服いたします」「ほんとに西武なのか……?」など、驚きの声が目立っている。

(Full-Count編集部)

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