ド軍に31歳外野手補強の“ススメ” 高額タッカーより…米記者が「好む」と見るワケ

フィリーズのハリソン・ベイダー【写真:アフロ】
フィリーズのハリソン・ベイダー【写真:アフロ】

ド軍に大型補強の可能性は「ヘルナンデスをトレードする場合」

 ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースは、来季の3ピートに向けて外野手の補強とブルペン強化を進める意向だ。今オフのFA市場でNo.1と目されているカイル・タッカー外野手の獲得候補にも挙げられるなか、米敏腕記者は“割安”で済む元気印の獲得に動くと見ている。

 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、メジャー球団の幹部が集まり、移籍交渉などを行うウインターミーティングが開幕した7日(日本時間8日)に「オーランドで飛び交うフリーエージェントとトレードの噂」としてFA選手やトレード市場をまとめた。ドジャースに関しては「莫大な総年俸によりあらゆる噂に巻き込まれる」と予想した。

 同記者はタッカーだけでなく、救援投手で最高評価を得るエドゥイン・ディアス投手、かつてドジャースで活躍した元MVPのコーディ・ベリンジャー外野手の獲得可能性を示唆しつつも、「外野手のハリソン・ベイダーと(ロベルト・)スアレスを獲得することを好むでしょう」と見た。

 ドジャースはこのオフ、マイケル・コンフォート外野手らのFAに伴い、昨年から約8700万ドル(約134億2000万円)の年俸削減に成功している。それでも、ナイチンゲール記者は「費用のかかる補強を検討する唯一の方法は、2650万ドル(約41億円)の支払いが残る(テオスカー・)ヘルナンデスをトレードする場合」とし、少なくとも2027年まで契約が残るテオを放出しない限りは難しいと分析している。

 米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」によるFA選手ランキングにおいて、ベイダーは全体31位に位置づけられ、2年2600万ドル(約40億円)と契約予想された。俊足好守が持ち味の31歳は今季17本塁打、11盗塁、OPS.796をマーク。特にフィリーズに途中移籍して以降は打率.305の活躍で地区優勝に貢献した。外野の守備力向上を目指すドジャースとしても、確かにフィットする選手ではある。

(Full-Count編集部)

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