ド軍の“リスト”に29歳が浮上 FA大物がまだ残るも…補強巡り因縁の相手に接触の道

ドジャースを含む4球団が興味を示すアストロズの外野手
ドジャースが新たに獲得を目指す選手に29歳外野手が浮上した。MLB公式サイトのアストロズ番ブライアン・マクタガート記者は8日(日本時間9日)、ドジャースがアストロズのジェイク・マイヤーズ外野手に興味を持っていると報じた。
マクタガート記者は、ウインターミーティングに参加しているアストロズのダナ・ブラウンGMのコメントを記事で紹介。ブラウンGMが、トレードやFAで、今オフの優先事項である先発投手の獲得を目指していく意向を示したことを伝えた。
その上で、ドジャースを含めた4球団がマイヤーズに興味を持っていると言及。マイヤーズは今季104試合に出場し、打率.292、3本塁打、24打点。2年連続で100安打以上をマークした。同記者は「彼はあと2年、(FAになる前に)チームに保有できる選手だ」と、今季飛躍を果たした29歳の契約期間に触れた。
話題に上がっている移籍について、ブラウンGMは「(トレードの話で)我々の幾つかの選手の名前が挙がっている。我々の中堅手の層はかなり厚い。マイヤーズがいるし、そこを守れるコールもいる。層の厚さを考えると、こういう選手たちをトレードする必要はない。彼ら全員をキープするのは可能だ」と発言したことを伝えた。
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースは、今オフ、ブルペン陣と外野手の補強に乗り出す意向を示していた。9日(同10日)に複数のメディアが、メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手がドジャースと契約合意に達したと報じたことで、ブルペン陣に関しては目処がついたとされる。
外野手の補強には、カブスからFAになっているカイル・タッカー外野手などの名前があがっているが、高騰する移籍金が懸念材料となっている様子。ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」は9日(同10日)、「(今オフFAの大物)カイル・タッカー外野手の争奪戦には「ドジャースが絡む可能性は高くはない」と言及。また、同じくFAのコーディ・ベリンジャー、ハリソン・ベイダー両外野手ら人気選手については、ドジャースの望む予算には収まらないのではという声もある。
ただ、ドジャースにとってアストロズは“因縁の相手”。2017年のワールドシリーズで激突した両チームは、アストロズが、球団創設56年目で初のワールドチャンピオンに輝き幕を閉じた。しかし2年後にアストロズのサイン盗みが発覚し物議を醸しただけに、マイヤーズを巡る移籍の噂がどういった結末を迎えるか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)