ド軍に107億円男の加入で蘇る“トラウマ” 3年前の悪夢に相次ぐ懇願「出ないでくれよ」

メッツをFAとなっているエドウィン・ディアス【写真:ロイター】
メッツをFAとなっているエドウィン・ディアス【写真:ロイター】

過去2大会ではWBCに出場

 ドジャースへの電撃加入が報じられた最強守護神に、早くもファンの“懇願”が殺到している。メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手について、ドジャースと契約合意したと9日(日本時間10日)に複数の米メディアが報じた。世界一奪還への最強ピースとして期待が高まる一方で、SNS上では「3年前の悪夢」を思い出す声も相次いでいる。

 通算253セーブを誇るディアスは、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、3年6900万ドル(約107億円)でドジャースと契約に合意した。リリーフ陣の再建が急務だったドジャースにとって、これ以上ない補強となる。

 だが気になるのは、来年のレギュラーシーズンを前に開かれる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だ。ディアスは2017年の第4回と第5回にプエルトリコ代表として出場したが、悲劇は3年前に起きた。

 第5回大会で、プエルトリコ代表の守護神として出場したディアスは、1次ラウンドのドミニカ共和国戦で9回に登板。3者連続三振という圧巻の投球で「死の組」突破を決めた。マウンド上で喜びを爆発させ、チームメートと歓喜の輪をつくった直後、その場に倒れ込んで立てなくなり、車椅子で退場。右膝の膝蓋腱を断裂し、2023年のレギュラーシーズンは全休となった。

 あれからまもなく3年。ドジャースと3年6900万ドル(約107億円)の大型契約を結ぶと報じられた右腕に対し、ファンは再び同じ轍を踏むことを恐れている。SNS上では、加入を喜ぶ声と同時に「WBCどうすんだろな」「ディアスが来てくれたのは本当に頼もしいなー。でもWBCはもう出ないよね?」「ディアスは何があってもWBC出させるな」「喜びすぎてシーズン棒に振るような怪我するなよ」「それはそうとWBCには出ないでくれよなディアス!」と切実なコメントが続出した。

 今のところディアスはWBCに出場するかどうか公式発表はない。ドジャースはワールドシリーズ3連覇を目指す重要なシーズンを迎える。絶対的な守護神として期待されるだけに、来春のWBC出場を巡る決断に、ファンのハラハラは止まりそうにない。

【実際の動画】喜びすぎて負傷? 3年前にディアスを襲った悪夢の光景

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