ド軍26億円男の“穴埋め”も…米メディア「検討すべき」 NPB経験者、守護神候補も

ドジャースが獲得すべき「3人」を米放送局「FOXスポーツ」が紹介
新しい“戦力”は誰なのか、またしても注目が集まっている。ドジャースは今オフ、メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手と3年6900万ドル(約107億1000万円)で契約をした。米放送局「FOXスポーツ」では「ディアスと契約後のロサンゼルス・ドジャースにフィットする3人のMLBフリーエージェント(選手)」を紹介している。
3年連続でのワールドシリーズ制覇を狙うドジャース。救援陣や外野手の補強が噂されている。同局によれば「ドジャースは元メッツのクローザー、ディアスと3年契約を結んで、懸案事項を解決した。したがって理論上は、ドジャースはこれ以上、誰かを補強する必要はないのかもしれない。ただ、アンドリュー・フリードマン編成本部長の仕事は、あらゆる手段を使ってロースターを強化することだ」と言及し、「ディアスの獲得後も、ドジャースが獲得を検討すべき3人のFA選手を紹介する」と報じている。
1人目は今季までレイズで活躍していたピート・フェアバンクス投手だ。フェアバンクスは今季61試合に登板して4勝5敗、防御率2.83の成績を残していた。同局が「ドジャースは新しいクローザーを手に入れたが、ブルペンにはなお、9回を任せられる投手層を厚くする存在が必要だ。ダメージを回避できる能力が高い彼は、実績のある投手であり、たとえディアスが不調に陥った場合でもデーブ・ロバーツに“締め”を任せられるもう1人の選択肢を与える存在になることができる」と紹介するように、2023年から3年連続で20セーブ以上を記録しており補強が“適任”とも考えられる。
2人目は今季レッズのユニホームを着ていたニック・マルティネス投手だ。日本でのプレー経験もある右腕は今季、40試合に登板して11勝14敗、防御率4.45の成績。同局は「昨季、レッズで主に先発投手として起用されていたが、シーズン終盤にはフルタイムでブルペンに回り、最後の11登板(15.1イニング)で防御率2.35をマークし、結果を残した。全40登板のうち、26試合はリリーフとしての登板だった」と説明。「マルティネスはブルペンでロングリリーバーとして始めることができ、先発ローテーションに怪我人が出た場合、負傷した先発投手の代役を務めることも可能だ」として、“ジョーカー”的ポジションを任せることができそうだ。
3人目は今季フィリーズで活躍したハリソン・ベイダー外野手。今季は50試合に出場し、打率.305、5本塁打、16打点の成績だった。同局はベイダーを獲得すれば「ドジャースの野手層の厚みに大きなインパクトを与える補強となるだろう」と言及。マイケル・コンフォート外野手がFAとなっている中、ベイダーはコンフォートの退団によって生じるロースター上の穴を埋める存在となるはずだ。
さらに同局は「テオスカー・ヘルナンデス外野手は来季も右翼を守る可能性が高いが、アンディ・パヘスは主に中堅でプレーしながらも、両コーナー外野のポジションでもかなりの数の試合に先発出場している」と指摘。ベイダーはシーズン開幕時に中堅、もしくは左翼で先発することが可能であり、少なくとも外野守備において、信頼できる選手をもう一人加えることでドジャースの守備力を向上させることができる。そのため、同局は「あらゆる選択肢を考慮すると、ベイダーとドジャースは最高の組み合わせだ」としている。
(Full-Count編集部)