歓喜の発表の裏で…広島が直面する“問題” 残りたった「3」、すでにパンパンの現実

広島・新井貴浩監督【写真:小林靖】
広島・新井貴浩監督【写真:小林靖】

ハーンと再契約で残す枠は3つ…育成は10人

 広島は17日、テイラー・ハーン投手との再契約を発表した。年俸75万ドル(約1億1600万円)、再契約金50万ドル(約7700万円)。チームを支えた救援左腕の復帰に歓喜の声が上がる一方で、これで支配下登録選手は67人。70人の枠まで残り3と迫っている。

 ハーンは2015年のMLBドラフト5巡目(全体164位)でナショナルズ入り、2019年にメジャーデビューすると、2023年までの5年間で計101試合に登板した。来年1年目の昨季は、35登板で防御率1.29。今季は55登板で1勝2敗8セーブ、21ホールド、防御率3.35だった。

 12月に発表された保留者名簿から名前が外れていたが、再び契約を結ぶこととなった。助っ人ではサンドロ・ファビアン外野手とエレフリス・モンテロ内野手がすでに残留しており、フレディ・ターノック投手が新たに加入している。

 このオフは田中広輔内野手、松山竜平外野手の功労者2人が退団。他に10人を戦力外とした。ドラフト会議では平川蓮外野手(仙台大)他、支配下7人、育成2人を獲得した。

 支配下はこれで67人となり、残る枠は3つ。10人在籍する育成選手にとっては熾烈な争いになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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