阪神戦力外…25歳の“新たな決断”「まだまだ体は元気」 抱えた苦悩、感謝「一生忘れない」

くふうハヤテに入団する元阪神・野口恭佑【写真:小林靖】
くふうハヤテに入団する元阪神・野口恭佑【写真:小林靖】

2022年育成ドラ1で入団…今季は1軍出場ゼロ

 くふうハヤテは17日、阪神から戦力外通告を受けた野口恭佑外野手との契約合意に至ったと発表した。25歳は新天地で再起を目指す。その直後に自身のインスタグラムを更新。阪神ファンへの思いを綴った。

 野口は創成館から九産大を経て、2022年育成ドラフト1位で阪神に入団。2023年は2軍で67試合に出場。打率.303、6本塁打、18打点の成績を残すと、オフには支配下選手登録を勝ち取った。2024年は26試合に出場して打率.189、0本塁打、5打点の成績にとどまり、今季は1軍戦での試合出場がなく、10月1日に戦力外通告を受けていた。

 11月には12球団合同トライアウトにも参加。そして12月中旬、ついに移籍先が決まった。野口はインスタグラムにてくふうハヤテ入りをファンに報告。「阪神ファンの皆さん3年間ありがとうございました。また球団関係者、選手、トレーナーの皆さんも本当にお世話になりました。2025年シーズンは非常に苦しいシーズンで結果を残せなかったにも関わらず最後まで球場に試合を見にきていただいたりトライアウトまで応援にきていただいて本当に嬉しかったです」と感謝した。

 今季は1軍でのプレーができず「非常に苦しいシーズン」と振り返ったが、「結果を残せなかったにも関わらず最後まで球場に試合を見にきていただいたりトライアウトまで応援にきていただいて本当に嬉しかったです」。プロ入り生活を回顧し、「育成からスタートして支配下になり、昨年の初ヒット、ヒーローインタビューの時のあの大歓声とあの景色、満員の甲子園球場、すごい選手達とプレーできたこと幸せに思います。そして地鳴りのような大歓声は一生忘れません」と記した。

 来季はウエスタン・リーグに所属するくふうハヤテでプレーする。野口は「まだまだ体は元気ですし可能性がある限りは諦めずとことん突き進んで行きたいので、またみなさんとグラウンドで会えるようにこれからも頑張っていきます!」と意気込みを語った。「周りの方々に恵まれて阪神でプレーできたこと、また暖かすぎる阪神ファンの皆さん本当にありがとうございました!これからも応援よろしくお願いします」と前を向いている。

(Full-Count編集部)

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