いつ落ちてくるの? バエスがセンターへ飛距離146M超特大弾「人間じゃない」
メジャー今季2位の飛距離、MLB公式が動画紹介でファン驚愕「ボールを消し去った」
現在、メジャーで最も魅力的な選手の一人として名前があがるカブスのハビアー・バエス内野手。魅せる守備、アグレッシブな走塁などで度々ファンを沸かせているが、23日(日本時間24日)の本拠地レッズ戦では、飛距離481フィート(約146.6メートル)の豪快な一発を放った。メジャー全体でも今季2位タイの長距離弾をMLB公式ツイッターが動画付きで紹介すると、ファンからは「人間ではない」などと驚きの声があがっている。
2-1とカブスの1点リードで迎えた3回だった。1死走者なしの場面で打席に立ったバエスは、フルカウントから右腕デスクラファニの高めに浮いた86マイル(約138キロ)のスライダーをフルスイングした。打った瞬間にそれと分かる当たりに本拠地は一瞬で“沸騰”。打球はそんなファンの予想を上回る飛距離を叩き出し、センター最上段の客席の横のスペースへと消えた。
推定飛距離481フィートを叩き出した豪快弾。「MLBスタッツ・オブ・ザ・デイ」は公式ツイッターで「ハビアー・バエス、あなたは人間ではありません。彼の481フィートの本塁打は今シーズン最長飛距離2位タイである」とデータを紹介した。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、今季1位の飛距離はパドレスのコルデロが記録した489フィート(約149メートル)。バエスの481フィートはホワイトソックスのガルシアと並ぶ2位の数値だ。
また、MLB公式ツイッターは動画を投稿し、「481フィート?!? オーマイゴッド、ハビアー・バエス」と驚きのコメントを添えたが、ファンからは「エル・マーゴ(バエスの愛称、マジシャンの意味)がボールを(遠くに)消し去った」「もちろん彼は人間ではないよ! 彼はエル・マーゴだから!」「魔法」などと驚きの声があがった。
カブスはこの試合、7-1で快勝。バエスの特大ホームランが試合の流れをぐっと引き寄せた。MLB公式サイトによると、試合後、バエスは打者に有利な風だったことを振り返りつつ「風がちょうど吹いているときにあのような本塁打を打つことを夢見ていたんだ。ついに、この時が来たね。あのような打球を飛ばせて良い気分だよ」と満足げに話したという。あらためてその能力の高さを証明する一発となった。