光る“億超え”…山本由伸が愛用する逸品 世界限定50本、航空工学が活かされた特別仕様

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

リシャール・ミルの「RM 21-02 トゥールビヨン エアロダイン」を着用か

 ドジャースの山本由伸投手が17日、都内で行われた「日本プロスポーツ大賞」の授賞式に出席した。今季、ワールドシリーズ制覇に貢献し、日本人初のMVPに輝くなど歴史的な快挙を成し遂げた「500億円の男」は、ネイビーのスーツに身を包んだ気品あふれる姿で登場。中でもファンの視線を釘付けにしたのは、左手首で圧倒的な存在感を放っていたエメラルドグリーンとブラックの超高級時計だった。

 山本が着用していたのは、スイスの高級時計リシャール・ミルの「RM 21-02 トゥールビヨン エアロダイン」と見られる。世界限定50本、高級時計マーケットの「Chrono24」では、新品同様の1本が110万ドル(約1億7000万円)で出品されている。

 この時計の最大の特徴は、異次元の素材選びにある。ケースには、F1マシンのシャシーやレーシングヨットの帆のために開発された「カーボンTPT」や「クオーツTPT」といったハイテク素材を採用。何百層もの繊維を積み重ね、極限の熱と圧力で成形された素材は、驚異的な軽さと堅牢性を両立している。さらに、時計の心臓部を支える地板には、NASAが超音速航空機の翼への応用を研究していた「HAYNES 214(ヘインズ214)」によるハニカム構造を採用されている。

 機能面でも、複雑機構の極致であるトゥールビヨンを中央に配し、ゼンマイの張力を監視するトルクインジケーターや、車のギアボックスのように操作を切り替えるファンクションセレクターを搭載。約70時間のパワーリザーブを誇る。ダイヤモンドなどは使用されていないが、圧倒的なオーラを醸しだしている。

授賞式に登場した山本由伸が着用した時計【写真:小林靖】
授賞式に登場した山本由伸が着用した時計【写真:小林靖】

 山本は今年7月のオールスターでも4000万円超のモデルを着用して話題となり、米ファッション誌「VOGUE」の「2025年ベストドレッサー55人」にも選出された。マウンドでの無双ぶりはもちろん、1.7億円の時計をさらりと着けこなすその洗練された風格は、メジャー最高給右腕としての真の価値を雄弁に物語っている。

(Full-Count編集部)

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