寡黙な男も「勉強したい」 長野久義が選んだ第二の人生「苦手ですけど」

ラジオ番組でパーソナリティを務める長野久義氏【写真:小谷真弥】
ラジオ番組でパーソナリティを務める長野久義氏【写真:小谷真弥】

TOKYO FMで新番組「SGC presents 長野久義 El Dorado~新・黄金時代~」がスタート

 今季限りで現役を引退した巨人・長野久義氏が22日、TOKYO FMのラジオ番組でパーソナリティを務めることが決まり、都内で初収録に臨んだ。TOKYO FMの新番組「SGC presents 長野久義 El Dorado~新・黄金時代~」で1月4日にスタートする。

 毎週日曜、午前8時からの30分番組。初収録では緊張しっぱなしだったものの、現役時代から親交のある元日本テレビアナウンサーの佐藤義明氏とのトークを楽しんだ。収録を終え、「緊張しました。まだ力の半分も出せていないので。本当に家で練習します」と恐縮しきりだった。

 人前で話すのが苦手で、寡黙な印象だった。「(トークは)今も苦手ですけど、楽しみながら。勉強したいなと思ったので。いろんなスポーツ関係の方だったり、いろんな方の話を聞いて勉強できると思うので」と明かす。ラジオ番組のオファーを受けたことについて「最初は『ないな』と思っていたんですけど。なかなかオファーもいただけないと思うので。このタイミングしかないなと思って。球団にも確認したら『やってくれ』という感じだったので」と話した。

 番組名「El Dorado(エルドラド)」はスペイン語だ。「中南米の国でも放送があると聞いたので。(元同僚のホセ)ロペスに届けと」とジョークを飛ばし、「何回も噛みすぎて、そんなタイトルにしなければ良かったなと。後悔しています」と報道陣を笑わせた。

 41歳の長野氏は来年1月1日付で編成本部参与の契約を結んだ。来年は大学院で学びながら、スカウト部や国際部をサポート。アマチュア有望選手や外国人選手の調査を中心とした編成業務に従事する。「本当にいろんな方にご指導をいただいて。勉強させてもらって、チームに還元できるように頑張っていきたいと思います。海外の選手を見にいったり、国内の選手を見にいったりとか。そういう感じです」と明かした。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY