4球団が助っ人獲得…“台湾の逸材”はエース背番 最年少3冠王は新天地決定…22日の去就

中日はアブレウ獲得、2024年に西武で抑えを務めて28セーブ
2025年も終わりが近付く中、球界ではストーブリーグが盛り上がりを見せている。22日には4球団が助っ人獲得を発表。また日本を代表する主砲の次なる挑戦の地が決まった。
ホワイトソックスは21日(日本時間22日)、ヤクルトからポスティングシステムを利用した村上宗隆内野手と契約を結んだことを発表した。2年総額3400万ドル(約52億7000万円)で背番号は「5」に決定。2022年に史上最年少3冠王に輝いた25歳は、球団公式X(旧ツイッター)で「シカゴにいられて幸せです」と笑顔で話した。
西武はアラン・ワイナンス投手、アレクサンダー・カナリオ外野手と選手契約を締結したと発表した。30歳の右腕ワイナンスは、メジャー通算11登板で防御率7.48、マイナー通算72登板で28勝11敗、防御率2.79。先発タイプの技巧派だ。25歳の右打者カナリオはマイナー通算32発。広池浩司球団本部長は「持ち前の長打力を存分に発揮し、得点力向上に貢献してくれることを期待しています」とコメントした。
巨人はメジャー通算47発のボビー・ダルベック内野手を獲得した。レッドソックス時代の2021年には133試合で25本塁打。2019年には「プレミア12」米国代表として、一塁手のベストナインに選出された。米移籍を目指している岡本和真内野手の“穴埋め”となるか。
ソフトバンクは台湾プロ野球(CPBL)の味全から海外フリーエージェント権を行使した徐若熙(シュー・ルオシー)投手を獲得。2019年CPBLドラフト1位で味全に入団し、最速158キロを誇る25歳は、今季は19試合に登板し5勝7敗、防御率2.05だった。地元メディアによるとドジャースなども興味を示していたが、ソフトバンクが争奪戦を制した。背番号は「18」となる。
中日は、元西武で今季はレッズ傘下でプレーしアルベルト・アブレウ投手を獲得した。西武でプレーした2024年に抑えとして52試合に登板し、2勝5敗28セーブ、防御率2.39という結果を残したが、1年限りで退団していた。2年ぶりの日本球界復帰でどんな投球を披露するのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)