シカゴ記者が羨む日本独自の“文化” 村上宗隆の移籍で異例の呼びかけ「見てみたい」

「サウスサイドにもあの『傘ダンス』を持ち込もうじゃないか」
ヤクルトからポスティングシステムを利用した村上宗隆内野手が21日(日本時間22日)、ホワイトソックスとの契約を発表した。契約は2年総額3400万ドル(約52億7000万円)。シカゴ南部は空前の盛り上がりを見せるなか、地元メディアはヤクルトの“応援”に注目している。
米放送局「CNN」や地元紙「ニューヨーク・タイムズ」でフォトグラファーを務めるジョシュア・メリン氏は自身のインスタグラムのストーリーズ機能を更新。神宮球場で村上の応援歌を歌うヤクルトファンの様子を公開し、「ブリッジポート(球場周辺の地元ファン)のみんながあの応援歌を覚える姿を、ぜひ見てみたいものだ」と綴った。
さらに「サウスサイド(地区)にもあの『傘ダンス』を持ち込もうじゃないか」と、ヤクルト名物「東京音頭」の場面も連投し、球団とファンに呼びかけた。また、地元ラジオ局「670 The Score」のホワイトソックス番を務めるジョシュ・ネルソン記者も「いいか、ホワイトソックス・ファンの皆。ムネタカ・ムラカミの応援歌を覚える時間は、たっぷりあるからな」とし、日本特有の応援歌文化を紹介している。
メジャーでは、いわゆる日本の応援団や応援歌というシステムはなく、来日した米国人が驚くことが多い。村上の移籍を機にシカゴに応援歌が持ち込まれるかもしれない。
(Full-Count編集部)