岡本和真にパイレーツ有力説 6球団争奪戦、140億円の日本人野手最高契約も

「オカモトを狙っているチームは6球団にのぼる可能性がある」
巨人からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す岡本和真内野手は6球団の争奪戦になっている可能性があるようだ。米ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン氏が米メディア「ブリーチャー・リポート」に出演し、日本人スラッガーを巡るストーブリーグを解説した。
岡本については米メディア「ジ・アスレチック」のケイティ・ウー記者がマリナーズ、ジャイアンツが有力と報じたが、ヘイマン記者は「進展はない。なぜなら多くのチームが興味を持っているからだ」と力説。では、敏腕記者はどの球団が獲得すると思っているのだろうか。
「オカモトを狙っているチームは6球団にのぼる可能性がある。掴んでいる情報だとエンゼルス、パイレーツ、レッドソックス、ブルージェイズ、カブス、そしてダイヤモンドバックスだ」
三塁手ではアレックス・ブレグマン(レッドソックスFA)がFA市場にいる。「お気付きかもしれないがこの多くのチームがブレグマンを狙っている」。ヘイマン記者は岡本争奪戦にはブレグマンがリンクすると伝えたが、“例外”があるという。
「(パイレーツは)野手をまた獲得すると思う。先ほど申し上げた通り、彼らはオカモト争奪戦に参戦している。多くのチームが獲得を狙っているが、ブレグマンに関心を寄せていないチームの1つだ。なので、パイレーツがオカモトを獲得するかもしれない」
サイ・ヤング賞のポール・スキーンズが所属するパイレーツは、ナ・リーグ中地区で2年連続最下位に沈んだ。ポストシーズンは2015年を最後に遠ざかっており、上位進出へは補強が欠かせない。
ヤクルトからメジャー移籍を目指した村上宗隆内野手は2年総額3400万ドル(約53億4000万円)でホワイトソックス入りした。29歳の岡本の契約規模については「オカモトは(村上より)確実な選手だ。セイヤ・スズキは(5年)8500万ドル(約133億円)の契約を結んだが、オカモトもそれくらいになると予想している。ムラカミほどギャンブルにならないだろう」と、ヘイマン記者は語った。
日本人野手としては2022年オフに5年9000万ドル(当時126億円、現在141億3000万円)でレッドソックス入りした吉田正尚外野手が史上最高額となっている。敏腕代理人スコット・ボラス氏は、どこまでメガ契約に近づくのか。
(Full-Count編集部)