NPB戦力外→11月に156キロ計測も…31歳の“決断”にどよめき「おおお」「頑張って」

2016年ドラフト2位で阪神に入団…今季は159キロ計測
社会人野球のYBSホールディングスは22日、オフにオリックスから戦力外通告を受けた小野泰己投手が加入したことを発表した。31歳右腕の“決断”に「おおおお」「まだ老け込む年齢じゃない」とファンも激励を送っている。
小野は福岡・折尾愛真高から富士大を経て2016年ドラフト2位で阪神に入団。150キロ台後半の剛速球が持ち味で、2年目の2018年には7勝を挙げた。ただ、同年は81与四球と10暴投はリーグワーストと制球面に課題があり、2019年以降はブルペン起用に。2022年に阪神を戦力外となり、その後にオリックスへ育成入団した。
移籍1年目の2023年4月に支配下登録入りし、1軍で5試合に登板したものの、オフに再び戦力外となった。育成再契約を結んだが、2024年と2025年にまたも戦力外通告を受け、このオフは12球団合同トライアウトに参加。156キロを計測するなど光るものがあったが、NPB球団からオファーはなかった。
その中で決まった新天地が、近年力をつけているYBSホールディングスだった。同社ホームページでは小野の会見の様子が公開されており、「自分の人生の中で、YBSさんに入社すればまた新しいことにチャレンジできる、人間的にも成長できると思い、YBSさんの方でお世話になる事に決めました。これからまた野球もでき、一社会人として人生を歩むという、新たな気持ちでやっていく楽しみがあります」などと意気込みが掲載されている。
今季は159キロを計測するなど、スピードボールは十分にプロの一線級を誇る。関西2球団に在籍した剛腕には、「決まってよかった!」「社会人なら十分すぎる戦力だ」「おー社会人に行くのか」「BSホールディングス加入!?!?!?」などと応援と驚きの声が寄せられている。社会人を舞台に、まだまだ腕を振る覚悟だ。
(Full-Count編集部)