岡本和真は村上よりも「安全」 “倍額”の100億円超契約の可能性も…米メディアが太鼓判

村上宗隆と双璧をなす和製大砲の新天地は
巨人からポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指す岡本和真内野手の去就が、熱を帯び始めている。先にホワイトソックスと2年3400万ドル(約53億1000万円)で合意した村上宗隆内野手(ヤクルト)を上回る「大型契約」の可能性が浮上。米メディアの間では安定感ある打撃への評価が高く、交渉期限となる1月4日(日本時間5日)を前に、マネーゲームへと発展する兆しを見せている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、岡本の能力を「ムネタカ・ムラカミよりもコンタクト能力が高い一方、パワーは劣る。その分、下振れはしにくいが、上限も低い可能性がある」と評価。爆発力では村上に劣るものの、パワーに確実性も備えた打撃は「より安全な選択肢」としてメジャー各球団の目に映っているという。現在29歳の岡本は、村上より約3歳上だ。しかし、6年連続30本塁打を記録した打力は、未知数の若さよりも確実な戦力として評価されているようだ。
米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、岡本の契約規模を「4年総額6400万ドル(約101億5200万円)」と大胆予想。新天地候補の一つとしてパイレーツの名前も挙がっているが、これは同球団史上最高額だったフランシスコ・リリアーノの3年3900万ドル(約60億9100万円)を大幅に更新する数字となる。記事では、これまで支出を渋ってきた球団が「ついに財布のひもを緩める可能性も示唆されている」と指摘した。
ブルージェイズやレッドソックスも関心を示しているとしつつ「詳細はあまり明らかになっていない」と分析。FA市場で目玉のアレックス・ブレグマン内野手やボー・ビシェット内野手らの動向次第で、岡本への関心が「さらに高まる可能性がある」と予想した。
年明けの期限まで残りわずか。松井秀喜以来となる巨人の主砲のメジャー挑戦は、どこへ向かうことになるのか。その実力にふさわしい決着が、すぐそこまで迫っている。
(Full-Count編集部)