負けられぬ重圧で「寝れなかった」 鷹エースの葛藤…同僚も知らなかった“発熱”

ソフトバンクで活躍した摂津正氏【写真:荒川祐史】
ソフトバンクで活躍した摂津正氏【写真:荒川祐史】

摂津氏は2009年に新人王→2012年沢村賞…先発&中継ぎで活躍

 ソフトバンクの守護神として活躍し、今季限りでDeNAで引退した森唯斗氏が、五十嵐亮太氏のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる」に出演。プロ入りして凄いと思った選手に、ソフトバンクでチームメートだった摂津正氏を挙げた。五十嵐氏も“知られざる”一面について明かしている。

 森氏は開口一番、「摂津さんのコントロールはすごいと思いました」と振り返る。摂津氏はJR東日本を経てプロ入り。1年目の2009年に39ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を手にし、新人王も獲得した。2011年から先発に移り、2012年には17勝、勝率.773を記録して沢村賞を受賞。先発と中継ぎで活躍した珍しいピッチャーだった。

 五十嵐氏も日本復帰後はソフトバンクでプレーし、摂津氏と同僚だった。その中で当時から気になっていたのがキャッチボールの仕方だったという。「この間聞いた話」とし、摂津氏は「肩の後ろのどっかが切れてる」状態で、外旋動作が「痛いし、危ない」。だからキャッチボールでは「ひたすら自分が痛くない位置を探す」ことで、その日の肩の位置=最適解を見つけていたという。

 そして五十嵐氏は、当時のソフトバンクが摂津氏の登板試合しか勝てない時期があったことを振り返り、本人に心境を聞いたという。すると「寝れなかった」と返ってきたことを紹介。「色々隠してたんだな」と驚きをもって伝えた。現役時代はポーカーフェイスで淡々とした投球をしていただけに、「俺が思ってる以上にプレッシャーを感じてたんだ」と回顧した。

 すると、森氏も「熱とかも出てって言ってましたよ。結構しんどかったと思います」と知られざるエピソードを明かした。チームメートだから知る“顔”。森氏は「(弱音を)絶対吐かないです。見たことないです」と同調した。

【実際の映像】五十嵐亮太氏と森唯斗氏が“激白” 明かした選手たちの知られざる顔

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