明暗分かれた楽天の“即戦力ドラフト” B9獲得の逸材、育成再契約…楽天ルーキーの1年

楽天・中込陽翔、宗山塁、江原雅裕(左から)【写真:古川剛伊、小林靖】
楽天・中込陽翔、宗山塁、江原雅裕(左から)【写真:古川剛伊、小林靖】

5球団競合の逸材ルーキー・宗山はベストナイン獲得

 2021年以来のAクラス入りを目指した楽天は、三木肇監督体制で臨んだ2025年、惜しくも4位に終わった。2024年ドラフトでは高卒選手の支配下指名はなく、“即戦力”に比重を置いた。ルーキーたちはどんな1年を送ったのだろうか。

 5球団競合の末に獲得した1位の宗山塁内野手(明大)は、遊撃手として122試合に出場。112安打を放ち打率.260を記録。新人王こそ逃したものの、ベストナインに選出された。

 2位の徳山一翔投手(環太平洋大)は7月にトミー・ジョン(TJ)手術を受け、今オフに育成再契約となった。3位の中込陽翔投手(四国IL・徳島)は1軍で7試合に登板。ファームでも40試合に登板するなど、着実に実戦経験を積んだ。4位の江原雅裕投手(日鉄ステンレス)は開幕1軍を掴み、デビューから7試合連続で無失点。最終的には30試合で防御率3.45を記録。ブルペンを支える活躍を見せた。

 5位の吉納翼(早大)は9月末に1軍デビューを飾るも、プロ初安打とはならず。6位の陽柏翔内野手(ルートインBCリーグ茨城)は10月に1軍デビュー。3日の西武戦、代打でプロ初安打を放った。Bクラスからの巻き返しへ、若い戦力の台頭は不可欠だ。

(Full-Count編集部)

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