防御率0.00なのに戦力外…たった3年で消えた5/6 オリの現ドラで分かれた明暗

第4回は西武から平沼を獲得し、茶野が西武へ
出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指すため2022年から始まった現役ドラフトは、第4回の実施を終えた。オリックスでは過去3年間の移籍でどのような結果になったのか、振り返ってみる。
第1回で“放出”したのは大下誠一郎内野手で、ロッテに移籍した。大きな声を張り、チームの元気印だった大下は2025年限りでの現役引退を決断。2026年からは女子クラブチーム「阪神タイガースWomen」のコーチとして再出発を切る。この年はヤクルトから渡邉大樹外野手が加入。出場は1試合にとどまり、移籍1年で戦力外通告を受けた。
第2回の2023年は中日から鈴木博志投手を獲得。移籍1年目の2024年は32試合に登板して1勝1敗9ホールド、防御率は2.97の成績を収めた。2025年は15試合の登板で防御率は6.57だった。“放出”した漆原大晟投手は阪神に入団。2024年は38試合に登板して1勝4敗、防御率3.89。2025年は11試合に登板して防御率0.00だったが、戦力外通告を受けた。
第3回の実施では西武から本田圭佑投手を獲得したが、2025年は9試合のマウンドで防御率6.39。オフに戦力外通告を受けた。広島に移籍した山足達也内野手も11試合の出場で打率.111とふるわず、オフに戦力外通告を受けた。
第4回は、西武から平沼翔太外野手を獲得し、茶野篤政外野手が西武に移籍した。“実質トレード”となった今回の現役ドラフトの結果がどうなるのか、1年後に答えがわかる。
(Full-Count編集部)