世界一右腕がLAでランチも…「ドジャー・キラー」として1億円超請求される!?
ビバリーヒルズのホテルが“珍請求“「世界一の代償を僕に支払わせようとしてきた」
昨季、アストロズを初の世界一へと導いたメジャー屈指の右腕、ジャスティン・バーランダー投手がロサンゼルスのビバリーヒルズのレストランで100万ドル(約1億円)を“請求“され、話題となっている。その理由は、なんと「ドジャー・キラー」。ユーモア溢れるレシートを本人がインスタグラムで公開すると、米メディアも次々と取り上げた。
2011年にサイ・ヤング賞とMVPをダブル受賞したバーランダーは、ワールドシリーズ制覇への切り札として昨年8月にタイガースからアストロズにトレード移籍。すると、その後は期待に応えて圧巻の活躍を見せた。プレーオフでも躍動。ドジャースと対戦したワールドシリーズでは、2試合登板で0勝1敗(チームの戦績は1勝1敗)という成績だったものの、アストロズは4勝3敗で初の世界一に輝いた。
ドジャースの29年ぶりの世界一を願っていたロサンゼルスの人たちにとって、アストロズ、そして途中加入でチームリーダーとなったバーランダーは“天敵“。剛腕がチームメートとともにビバリーヒルズホテルでランチをとると、その“仕返し”が待っていた。
バーランダーは自身のインスタグラムで「ビバリーヒルズ・ホテルはワールドシリーズ制覇の代償を僕に支払わせようとしてきた」と泣き笑いの顔文字を2つ添えて投稿し、「いつも素晴らしいランチをありがとう!」と付け加えた。レシートの写真には、パンケーキやサラダとともに「ドジャー・キラー」の名目で100万ドルが請求されている。トータルは100万181ドル(約1億1122万円)で、消費税を含めると109万5198ドル(約1億2181万円)。バーランダーはこのジョークに大喜びだったようだ。
米メディアもこの“事件“を続々と報じており、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ワールドシリーズでドジャースを破ったことにより、バーランダーはビバリーヒルズホテルで100万ドルを請求されることに」とのタイトルでレポート。記事では「ワールドシリーズ制覇の価値に、値段をつけることはできない。この勝利はプライレスだが、敗戦チームの本拠地を訪れれば、信じられないような代償を払うことになることもある」と冗談交じりに伝えている。
さらに、「2017年のワールドシリーズ制覇に貢献したジャスティン・バーランダーは、金曜日にビバリーヒルズ・ホテルのレストランで食事をした際にこれを痛感することになった」とした上で、メジャー屈指の右腕が「ドジャー・キラー」として100万ドルを請求されたことに言及。最後は「少なくともバーランダーには、割り勘にして助けてくれる24人のチームメイトに恵まれている」と締めくくっている。
今季もア・リーグ西地区首位を走るアストロズ。一方のドジャースはプレーオフ進出へ向けて正念場となっているが、両者が再びワールドシリーズで対戦することになれば、バーランダーが再び「ドジャー・キラー」として立ちはだかることになりそうだ。