西武秋山、自身初の5安打で一気に日本記録タイに 「自分が一番ビックリ」

単打1本、二塁打3本、三塁打1本で214安打&日本新王手! 残り1試合「勝利のために打つ」

 西武・秋山翔吾外野手が30日、敵地オリックス戦で自身初の1試合5安打を放ち、シーズン214安打で日本プロ野球記録に並んだ。青木宣親(ジャイアンツ)と並ぶ歴代3位タイの209安打で迎えたこの日、単打1本、二塁打3本、三塁打1本を放ち、歴代1位マートン(阪神)の214安打と肩を並べた。打線も21安打16得点の猛攻でオリックスを16-5で下した。

 この日は5打数5安打2四球4打点。7回打席に立ちすべて出塁した。今季27度目の猛打賞は26度のイチロー(マーリンズ)を抜き、西岡(当時ロッテ)に並んで歴代最多。試合後のヒーローインタビューに答えた秋山は「こんなに出るとは思わなかった。自分が一番ビックリしている」と充実した表情で振り返った。

 チームはクライマックスシリーズ出場に向けて正念場を迎えており、「今年に限って言えばそういう記録のことも言われていたが、今日は勝つことしか考えてなかった。(27度目猛打賞の記録は)忘れてました」。残り1試合、自身が打てば、チームはCS出場に近づき、日本プロ野球新記録も樹立することになる。

「ホントに今日もいい試合で勝てたので、それはそこまでとして明日(10月1日・オリックス戦)一つ取らないとホントに意味がない。勝利のために打てるように頑張ります」

 27歳は日本新記録とチームのCS進出をかけ、残り1試合に全力を注ぐ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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