山本由伸の成功で“確信”「ふさわしい場所」 西武新助っ人が日本挑戦を決めたワケ

西武入団会見に出席したアレクサンダー・カナリオ【写真:伊藤順一】
西武入団会見に出席したアレクサンダー・カナリオ【写真:伊藤順一】

マイナー通算109本塁打のカナリオが意欲「チームに貢献したい」

 西武は30日、本拠地・ベルーナドームに隣接する球団事務所で新外国人選手3人の入団会見を行った。昨年、パイレーツで87試合に出場したアレクサンダー・カナリオ外野手は「100%自分のプレーをしてチームに貢献したい」と抱負を語った。

 カナリオはメジャー通算8本塁打、マイナーでは通算109本塁打を放った長距離砲。会見では「(日本に来たのは)成長のための機会だと思った。もっともっと成長することが一番の目標」と、日本でのビジョンを明かした。

 25歳のドミニカンは「向こうにいる時から、インターネットを通じて、日本の野球を見たりしていた。本当にレベルも高くて、自分にとってもふさわしい場所。自分が成長するためにも、本当にいい機会だと思って、ライオンズへの入団を決めました」と、入団に至った経緯を説明した。

 2023年、カブスでメジャーデビューを果たしたカナリオは、2024年までの2年間、鈴木誠也外野手、今永昇太投手とともにプレーした経験を持つ。特に同じ外野手の鈴木とは仲も良く「よくふざけ合っていた。『頑張れ!』、『ありがとう』、『こんにちわ』の日本語を教わった」と笑顔で当時を振り返った。

 続けて「ドミニカ出身の自分の友人が何人も日本でプレーしているし、そういった友人からも『いいところだよ』だということを聞いていて、自分の決断にも影響を与えてくれた」と語り、入団を決める前から日本の野球に影響を受けていたことを打ち明けた。

 数年前から模索していたNPBでのプレーに“確信”を持たせてくれたのが、ドジャースで活躍し昨年のワールドシリーズでMVPに輝いた山本由伸投手の存在だった。カナリオは「山本投手が日本で成功して、そのままアメリカでも成功しているというのは、(NPBの)レベルが高いということを証明している。私はそう感じている」と、日本の野球に敬意を示した。

熾烈な外野手争いも「全力でプレーすることしか考えていない」

 ドジャースのワールドシリーズ連覇で大谷翔平投手や山本の活躍が全米を席巻し、両者を輩出した日本プロ野球は、メジャーとマイナーのボーダーを彷徨うプレーヤーにとって、これまで以上に注目を浴びている。

 日本や韓国で実績を作り、アジア球界で磨いたスキルを持ち帰り、メジャーに再挑戦するという流れはこれまでにも数多くあった。それが、大谷や山本などが見せたMLBトップクラスの活躍により、今まで以上にクローズアップされているのが現在の流れのようだ。

 西武では熾烈な外野手争いが予想される。カナリオは「自分だけでなく、他の選手もグラウンド内では100%のプレーをしてくると思う。そこでの勝ち負けはチームメートだし、自分がコントロールできるものでもない。みんなが100%の力を出してどんなことを起きるか。自分は全力でプレーすることしか考えていない」と“全力プレー”を約束。日本での成功を目指し、25歳の新たな挑戦が幕を開ける。

(Full-Count編集部)

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