ドラ1→新人でベストナインも「昨年よりさらに」 見据える高み…“HR増”へ得た自信

楽天・宗山塁【写真:古川剛伊】
楽天・宗山塁【写真:古川剛伊】

昨年キャンプとの違いは…周囲を見渡せる余裕があること

 楽天の宗山塁内野手が充実の2年目キャンプを送っている。沖縄・金武キャンプ第1クール最終日の3日は、朝8時半からの早出特打に始まり、全体練習終了後にはショートでの守備練習、フリー打撃などをこなし、単独での坂道ダッシュを繰り返し、体をいじめ抜いた。

 宗山は第1クールを振り返り「自主トレからやってきて、どういう風に自分の体が動くか、そこをまず確認できた。もっと良くするには、というところを今やっている段階。トレーニングを含め今の自分の状態を確認できたのでよかった」と語った。

 プロの水に慣れることが最優先だった昨年とは違う。「いろんな選手と1年間プレーした上で、キャンプインしたことが違いかなと思う。コミュニケーションもたくさん取れますし、自分よりも年齢が下の選手が増えてきて、そういう選手たちと交流するというのがまた違いなのかな。いろんな考え方とか意識があると思うので、そこを学べたらいい」と宗山。周囲を見渡せる余裕の中で自分に必要なものを探すアンテナは、常に張り巡らされている。

試行錯誤しながら、自分のいい形を見つけたい

 その中でも、昨年の経験から宗山が痛感した2年目のテーマは、全ての面での「パワーアップ」だ。打撃に関しては「昨年よりもさらにパワーアップしたところを見せれたらと思っているので、率、長打ともに増やせるようにスイングを見直して、試行錯誤しながら、自分のいい形を見つけて、全ての面において力強さを出せたらいいと思います」と断言。鹿児島・徳之島での単独自主トレで一回り大きくなった体をどう野球の動きにつなげていくかがこれからの課題となってくる。

 第2クール以降に向けて宗山は「まだまだやることばかりなので、これまで取り組んでいることは変えずにやっていこうかなと思いますし、出てくる修正点の細かいところまでやっていけたらいいなと思います」と今後のプランに言及。この日のフリー打撃でも見せつけていた打球の角度や強度についても「タイミングが合えばいい打球が飛ぶこともある。下半身もそうですし、体の連動というところは意識している。昨シーズン、内容が良くない時だと、(上半身と下半身の)連動性はなかったかなと。そこで力のない打球になってしまうケースが多かったので、その連動性というのはトレーニングからつなげてこれるように、準備しています」とオフからの取り組みへの確信を語った。

「ホームランを打てるに越したことはない。長打が一番試合の流れを変えやすい結果になるところ。そこは年々増やしていけるようにしたい」

 122試合に出場し打率.260、3本塁打、27打点でルーキーイヤーでのベストナイン(遊撃部門)にも輝いた。しかし、全ての数字を更新しさらなる高みを目指す宗山の視線には、その先の理想しか映っていない。

(伊藤順一 / Junichi Ito)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY